2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

食品衛生学Ⅲ (科目記号:LMD305)

藤岡美智子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

1 製菓衛生師に関する教育課程を編成し、製菓衛生師として必要な専門知識と技能の修得を目指す。
2 製菓衛生師に関する教育課程を編成し、製菓衛生師として必要な思考力・判断力・表現力の涵養を目指す。

授業科目の目的・テーマ

食品衛生の意義を理解し、特に食中毒ならびに食品汚染を未然に防ぐために衛生的な食品の取り扱いができるようになる。

授業修了時の到達目標

・製菓衛生師となり食品の安全と食品従事者としての衛生管理ができるようになる。
・製菓衛生師として十分な考察ができるようになる。

授業内容の全体計画

第1回 飲食に伴う食中毒以外の健康危害: 健康危害の種類を説明する。
第2回 食品中の異物: 健康を害するものとして異物にはどのようなものがあるか説明する。  
第3回 食品従事者の衛生管理: 食品営業の施設や設備の衛生管理  第1,2,3回のレポート提出
第4回 給水及び汚水、汚物処理: 見えないところの水の衛生 
第5回 食品従事者の衛生管理: 服装、手洗い、衛生習慣、衛生習慣の重要性、食品衛生責任者の習慣の徹底について
第6回 自主衛生管理: HACCPの7原則    第4,5,6回のレポート提出
第7回 器具の消毒、殺菌法: 殺菌と消毒の意義   小テスト
第8回 消毒の物理的方法と化学的方法: 消毒の種類と効果
第9回 食品の表示: 食品表示法による表示義務   第7,8,9回のレポート提出
第10回 遺伝子組み換え食品: 対象となる農産物
第11回 アレルギー表示と特定原材料: 7品目と21品目について
第12回 加工品の表示基準: 製造または加工された飲食料品について 第10.11.12回のレポート提出                                                  
第13回 米の表示: コメの搗精、ブレンド米の品質について  小テスト
第14回 JAS規格制度: それぞれのJASマークについて
第15回 健康食品、加工食品団体による表示法: それぞれの表示法について  第13,14,15回のレポート提出
    定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学習:次回学習する教本の該当ページを熟読し、用語を知っておくこと。(2時間×15回)
事後学習:学習したノートは再度見直し、理解を深めておくこと。(2時間×15回)

単位認定に関わる評価方法

レポート提出と小テスト20%、筆記による定期試験80%

受講生に望むこと

自信をもって製菓衛生師として活躍するためにも、自分を信じて積極的に授業に取り組もう。何事も自分の学習が自分を助けてくれます。

自分の爪、手指の衛生、自分の髪の管理が信用と食品の食の安全、安心につながります。普段が大切。授業の時から意識をしましょう。

フィードバックの方法

レポート課題は授業の重要箇所のテーマを決めて課題を出す。小テストはその場で解答し解説する。 

アクティブラーニング

テキスト

製菓衛生師教本  上  一般社団法人全国製菓衛生師養成施設協会

参考文献

製菓衛生師試験 改訂版 「合格」への科目別まとめと問題集    旭屋出版 
製菓衛生師試験のてびき  辻製菓専門学校
製菓衛生師全書 和洋菓子、パンのすべて   日本菓子教育センター 
国民衛生の動向 厚生労働統計協会 2020/2021


実務経験の有無

オフィスアワー

木・12:30~14:30

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