卒業/修了要件 | 授業形態 | 単位数 | 配当年次 | 開講期間 |
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選択必修科目 | 実習 | 1単位 | 2年 | 後期 |
学位授与の方針との関連
1 製菓衛生師に関する教育課程を編成し実習を通して、製菓衛生師として必要な専門知識と技能の修得を目指す。
2 製菓衛生師に関する教育課程を編成し、実習を行うことにより製菓衛生師として必要な思考力・判断力・表現力の涵養を目指す。
授業科目の目的・テーマ
食品衛生の意義を理解し、実習を通して衛生管理の行き届いた食品の取り扱いができるようになる。
授業修了時の到達目標
製菓衛生士となり食品の安全と食品従事者としての衛生管理ができるようになる。
製菓衛生士として実習を通して十分な考察、観察ができるようになる。
授業内容の全体計画
第1回 実験室の使い方と器具の所在、取り扱い方や操作方法について学ぶ。
第2回 寒天培地の作成法と空中落下菌の採取と培養
第3回 空中落下菌の判定およびレポートの作成と学んだことのグループディスカッションを行う。
第4回 手指の汚染による細菌の摂取と培養: 自分のおにぎりと手指、手拭き、店のおにぎりの細菌摂取
第5回 手指の培地判定およびレポートの作成と学んだことのグループディスカッションを行う。
第6回 台所用品付着菌の採取と培養: 冷蔵庫、テーブル、まな板、ふきん、包丁からの採取
第7回 台所用品付着菌の確認とレポート作成と学んだことのグループディスカッションを行う。
第8回 身の回りの微生物の採取と培養: ドアノブ、タオル、爪、お金、指輪、髪の毛からの採取
第9回 身の回りの菌の判定とレポート作成と学んだことのグループディスカッションを行う。
第10回 菌の好むもの: 水、温度、栄養、水分活性を理解する。
第11回 卵の鮮度: 計算による卵の判定と考察及びレポートの作成と学んだことのグループディスカッションを行う。
第12回 加工食品の発色: ウインナー、ハム、ちくわなどの発色剤を観る。判定と考察及びレポートの作成と学んだことのグループディスカッションを行う。
第13回 各種洗濯用洗剤の特徴と環境: 環境について学ぶ。判定と考察及びレポートの作成と学んだことのグループディスカッションを行う。
第14回 川、海への生活排水や合成洗剤について考える: 判定と考察及びレポートの作成と学んだことのグループディスカッションを行う。
第15回 発表大会: 自分の研究を人前に立ち自信をもって知らせる。
定期試験
製菓衛生師として活躍していくために実習を通して、学びが自分のものになっていっているか、確認しながら授業を進めていく。
135分×15回
授業時間外の学習(予習・復習等)
事前学習:次回学習する教本の該当ページを熟読し、用語を知っておくこと。
事後学習:学習したノートは再度見直し、理解を深めておくこと。
単位認定に関わる評価方法
受講態度50%(器具の取り扱い30%、実験操作の理解度20%)、レポート提出50%
受講生に望むこと
自信をもって製菓衛生士として活躍するためにも、自分を信じて積極的に授業に取り組もう。何事も自分の学習が自分を助けてくれます。
自分の爪、手指の衛生、自分の髪の管理が信用と食品の食の安全、安心につながります。普段が大切。授業の時から意識をしましょう。
フィードバックの方法
レポート課題は授業のまとめとして提出する。
アクティブラーニング
各班ごと、本日学んだことや注意点など話し合い、本実験を通して修得した知識を実際の生活に生かすことが、一番の学びです。
テキスト
製菓衛生師教本 上 一般社団法人全国製菓衛生師養成施設協会
参考文献
製菓衛生師試験 改訂版
製菓衛生師試験のてびき 辻製菓専門学校
製菓衛生師全書 和洋菓子、パンのすべて 日本菓子教育センター
国民衛生の動向 厚生労働統計協会 2020/2021
実務経験の有無
オフィスアワー
木・12:30~14:30