2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

スローフード創作実習 (科目記号:LMA405)

石見和子・藤岡美智子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 実習 1単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

1 製菓衛生師に関する教育課程を編成し、製菓衛生師として必要な専門的知識と技能の修得を目指す。
2 製菓衛生師に関する教育課程を編成し、製菓衛生師として必要な思考力・判断力・表現力の涵養を目指す。
3 製菓衛生師に関する教育課程を編成し、製菓衛生師として主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度の涵養を目指す。

授業科目の目的・テーマ

土地ごとに根づいた貴重な伝統、食文化や農業を守り、食生活全般を見直し考えようとするスローフード運動は、全世界に広まっています。
「スローフード」の意味を考えながら、地産地消を中心に食材と人のつながりや時間の大切さを学び、グループ学習を進める過程で自分の意見やアイディアをまとめる編集作業や情報伝達ができるようになる。
この科目は地域志向科目です。

授業修了時の到達目標

テーマ決定から新レシピ開発まで、主体性を重視して地元特産品を使った料理・菓子のレシピ開発に参加する。その成果物を地域に還元し、身につけた知識や開発レシピは卒業後に活かすことができるようになる。

授業内容の全体計画

第1回 スローフードとは:概論
第2回 柑橘を知る:品種・特徴まとめ
第3回 柑橘加工品を知る1:トレンド
第4回 柑橘加工品を知る2:ジュース・ジャム
第5回 小麦を知る:薄力粉・強力粉の違い
第6回 柑橘を使った菓子レシピ考案1
第7回 柑橘を使った菓子レシピ考案2
第8回 強力粉を使った菓子レシピ考案
第9回 スイーツへのアプローチ①スイーツメニュー決定、レシピ確認
第10回 スイーツへのアプローチ②スイーツ試作実習1
第11回 スイーツへのアプローチ③スイーツ試作実習2
第12回 スイーツへのアプローチ④スイーツ試作実習3
第13回 学内販売:柑橘スイーツ1 
第14回 学内販売:柑橘スイーツ2
第15回 私のスローフードとは:プレゼンテーション(1人5分)

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学修:図書館の料理・製菓雑誌を熟読し、トレンドや世の中が求めている食形態等をチェックする。(各0.5時間×15回)
第15回目課題「私のスローフードとは」プレゼンテーション用資料作成(5時間)
事後学修:各々の調査内容・レシピをまとめる。(各0.5時間×15回)

単位認定に関わる評価方法

成果の発表内容 50%、授業への取り組み 50%

受講生に望むこと

自分の役割、コミュニケーションの取り方などを振り返り、グループの一員として積極的に関わる意識を高めましょう。
実習時は、身だしなみ・衛生管理に気を配ること。
製菓実習のみならず、食情報を多岐にわたって研究し、教養を身につけてください。

フィードバックの方法

第9回のレシピは添削し、評価後に返却する。
第15回プレゼンテーションについてコメントする。

アクティブラーニング

第15回で「スローフード」について全員でプレゼンテーション(1人5分)

テキスト

特になし

参考文献

特になし

実務経験の有無

オフィスアワー

石見:木・12:30~13:30
藤岡:木・12:30~14:30

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