2022年度（令和４年度）講義概要―シラバス―

学位授与の方針との関連

1 専門的知識・技能、自己研鑽力
2 思考力、判断力、表現力、主体性、協働性

授業科目の目的・テーマ

個々人のQOL（生活の質）を高めるために、健康の保持・増進と適正な栄養摂取行動について理解し、食に関する自己管理能力を培う。
また、健康づくりを進めるための日常生活の送り方を理解できる。

授業修了時の到達目標

①生活習慣改善のために必要な生活習慣（栄養、運動、休養、喫煙、飲酒、ストレス）の内容を理解できる。
②健康の保持増進・疾病を予防するために、栄養と運動を関連づけて考えることができる。
③対象者の生活状況、身体状況に応じた食生活を中心とした生活習慣の内容についてアドバイスできる。

授業内容の全体計画

第1回　元気ふれあい広場の実施内容を理解できる。自分の役割を理解し、仲間と一緒になって作業することができる。
第2回　体組成測定、骨密度測定、簡易食事診断の各測定法を理解し、それぞれの機器を扱うことができる。
　　　 食育SATシステムの食品模型の並べ方、システム機器の操作方法を習得する。
第4回　元気ふれあい広場に参加し、自分の役割りを着実に実行することができる。
　　　 住民とコミュニケーションを図ることができる。
　　　 レポートの提出
第5回　栄養マネジメントで用いる理論とモデルを理解できる。
第6回　栄養アセスメントの種類と方法を理解できる。主な既存資料を理解できる。
第7回　栄養教育の目標設定について理解できる。
　　　 小テスト
第8回　主な栄養教育媒体の種類を理解できる。学習形態はどのように分類できるかを理解できる。
第9回　栄養教育の評価について、評価の種類と評価内容を理解できる。
第10回　妊娠・授乳期の栄養教育の特徴を理解できる。　　　
第11回　乳幼児期、学童期・思春期の栄養教育の特徴を理解できる。
　　　　小テスト
第12回　成人期の栄養教育の特徴を理解できる。
第13回　健康づくりのための身体活動基準を理解できる。
第14回　高齢期の栄養教育の特徴を理解できる。　
第15回　傷病者および障がい者の栄養教育の特徴を理解できる。
定期試験

授業時間外の学習（予習・復習等）

事前学習：初回授業で配布したシラバスに記載してある教科書範囲を熟読する。キーワードを３～5つ程度ノートに抜き出し、内容を整理しておく（1.5時間）。
事後学習：授業中に不明であったことは、教科書を見て疑問点を解決できるように復習（1時間）をすること。

単位認定に関わる評価方法

定期試験50％、小テスト20点、レポートの提出20％、授業態度10％

受講生に望むこと

栄養教育論と栄養指導実習の２つの教科書に添って授業を進めるので、2つの教科書の予習・復習すること。
教科書の内容について不明な点や疑問点があれば、授業中に質問あるいは図書館にある書籍などで調べておくこと。
授業と関係のない私語､ 他科目等の ｢内職｣ は慎むこと｡

フィードバックの方法

定期試験は採点後、模範解答と併せて返却する。

アクティブラーニング

元気ふれあい広場に参加し、住民と交流することができる。
グループに分かれ、協力して身体計測や骨密度測定、体組成測定を行うことができる。

テキスト

『栄養教育論』社団法人全国栄養士養成施設協会・社団法人日本栄養士会監修　第一出版
『栄養教育論実習』栄養科学シリーズNEXT：片井加奈子・川上貴代・久保田恵編　講談社
『管理栄養士・栄養士必携』日本栄養士会編　第一出版

参考文献

関係する資料を随時配布する。

実務経験の有無

保健所の管理栄養士として、地域で開催されている栄養改善・健康づくり事業を企画・立案・実施した経験を授業に活かす。
また、40歳以上の中高年者を対象とした特定保健指導に従事した経験を授業に活かす。

オフィスアワー

金・14：20～16：10