2022年度（令和４年度）講義概要―シラバス―

学位授与の方針との関連

1 専門的知識・技能、自己研鑽力

授業科目の目的・テーマ

栄養士としての基本的な知識を修得するために、体内に取り込まれた栄養素がどのように利用されるかについて理解できる。また、栄養摂取と健康の関係について理解できる。

授業修了時の到達目標

①消化、吸収の仕組みについて理解できる。
②体内に取り込まれた栄養素は体内でどのように利用されるか理解できる。
②生活習慣と健康の関係について理解できる。

授業内容の全体計画

第1回　栄養の概念を理解できる。栄養と健康の関係を理解できる。
第2回　満腹感、空腹感はどのように生じるか理解できる。食欲と摂食量の調節を理解できる。
第3回　消化器系の構造と機能を理解できる。消化を調節するさまざまな要因を理解できる。
第4回　栄養素別の消化吸収課程を理解できる。栄養素の体内動態を理解できる。
　　　 小テスト
第5回　糖質の種類と分類を理解できる。血糖とその調整を理解できる。糖質の体内代謝を理解できる。
第6回　食物繊維の働きを理解できる。脂質の種類と分類を理解できる。リポたんぱく質を理解できる。
第7回　コレステロールの働きを理解できる。脂肪酸由来の生理活性物質を理解できる。
第8回　体たんぱく質の合成と分解を理解できる。たんぱく質、アミノ酸の体内代謝を理解できる。
第9回　アミノ酸プールを理解できる。摂取たんぱく質の量と質を理解できる。
　　　 小テスト　
第10回　脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの機能を理解できる。活性酸素を理解できる。　　　　　　　　　　　
第11回　ビタミンの栄養学的機能を理解できる。ビタミンと他の栄養素との関連を理解できる。
第12回　ミネラルの分類と栄養学的機能を理解できる。ミネラルの硬組織における働きを理解できる。
第13回　ミネラルの酵素反応の作用を理解できる。鉄代謝とカルシウムの消化吸収率を理解できる。　　　
第14回　体内の水の分布と出納を理解できる。脱水、浮腫を理解できる。
第15回　基礎代謝に影響を及ぼす因子を理解できる。活動代謝、メッツの定義を理解する。　
定期試験

授業時間外の学習（予習・復習等）

事前学習：授業終了時に次回の講義に関しての予習事項を知らせるので、それについてしっかりと予習（1時間）をしておくこと。（1.5時間）
事後学習：授業中に不明に思った点は、教科書を見て疑問点を解決できるように復習（0.5時間）をしておくこと。（0.5時間）

単位認定に関わる評価方法

定期試験50％、小テスト20％、宿題の提出20％、授業態度（授業後の感想文）10％

受講生に望むこと

授業と関係のない私語､ 他科目等の ｢内職｣ は慎むこと｡ 授業は休まずに予習･復習をする習慣をつけてください。
栄養士にとって基本的な知識です。きちんと整理し、他の科目の基礎としてください。

フィードバックの方法

定期試験は採点後、模範解答と併せて返却する。

アクティブラーニング

グループワークによるディスカッションを行う。

テキスト

『栄養科学イラストレイテッド　基礎栄養学』　　田地陽一編　　羊土社
関係する資料を随時配布する。

参考文献

沢山の書籍が図書館にあります。図書館で参考文献等を探し、調べてください。

実務経験の有無

オフィスアワー

金・14：20～16：10