2024年度(令和6年度)講義概要―シラバス―

栄養指導論Ⅰ (LNI101)

藤田正隆

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義と演習 2単位 1年 前期

学位授与の方針との関連

1 専門的知識・技能、自己研鑽力

授業科目の目的・テーマ

個々人のQOL(生活の質)を高めるために、適正な栄養摂取と食行動を理解できる。また、自分自身の食生活を振り返り、食に関する自己管理能力を養うことができる。

授業修了時の到達目標

①生活習慣改善のために必要な栄養、運動、休養、喫煙、飲酒、ストレスについて理解できる。
②健康の保持増進と疾病予防を進めるために、普段の食事と運動(身体活動)を関連づけて考えることができる。
③対象者の生活状況、身体状況に応じた食事を中心とした日常生活の送り方についてアドバイスできる。

授業内容の全体計画

第1回 栄養教育の目的と目標を理解できる。
第2回 栄養教育の対象を理解できる。栄養教育の場を理解できる。
第3回 栄養教育、栄養指導の歴史を理解できる。
第4回 身体計測の結果から、それぞれの測定結果を評価することができる。
第5回 基礎代謝量、身体活動レベル、メッツを理解できる。
第6回 手ばかり栄養法を理解できる。
    小テスト
第7回 Aさんの食事内容から料理に含まれる食品名と摂取食品重量を換算することができる。
    Aさんの食事内容から栄養素等摂取量と食品群別摂取量を計算することができる。
第8回 Aさんの食事内容から栄養比率を計算することができる。
    Aさんの食事内容を評価することができる。
第9回 主な臨床検査項目の検査目的を理解することができる。
    検査の基準値を知り、病気とのかかわりを理解することができる。
小テスト
第10回 Bさんの事例についてグループワークを行う。グループメンバーとコミュニケーションを図ることができる。
    グループワークでは、自分の考えや意見を発言することができる。
   小テスト
第11回 食行動の変容とは何かを理解することができる。
    レスポンデント条件、オペラント条件付けについて説明することができる。
第12回 行動科学理論の主なモデルを理解することができる。
    ヘルスビリーフモデル・トランスセオレチカルモデルについて説明することができる。 
第13回 計画的行動理論、社会的認知理論について理解することができる。
    行動変容への支援について理解することができる。
第14回 カウンセリングの基本的技法について理解することができる。
第15回 「新型栄養失調」のDVDを鑑賞し、新型栄養失調を理解することができる。
    レポートを提出する。
定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学習:教科書をよく読んでおく。知らない語句を3~5項目程度選び、内容をノート整理しておく。(1.5時間)
事後学習:授業中の不明点は、図書館の書籍、Web等で調べて疑問点を解決しておく。または、クラスの仲間から聞き取り理解しておく。(1.0時間)

単位認定に関わる評価方法

定期試験60%、小テスト10%、レポートの提出20%、授業態度10%

受講生に望むこと

栄養教育論と栄養指導実習の2つの教科書を中心に授業を進めるので、しっかり教科書の予習・復習をすること。
授業や教科書の疑問点は、授業中に質問あるいは授業後にクラスの仲間から聞くなど不明な点を残さない。
授業と関係のない私語、 他科目等の 「内職」 は慎むこと。

フィードバックの方法

定期試験は採点後、返却する。提出されたレポート等は返却する。

アクティブラーニング

元気ふれあい広場に参加し、住民と交流する
グループに分かれ、協力して身体計測や骨密度測定、体組成測定を行う。

テキスト

『栄養教育論』社団法人全国栄養士養成施設協会・社団法人日本栄養士会監修 第一出版
『栄養教育論実習』栄養科学シリーズNEXT:片井加奈子・川上貴代・久保田恵編 講談社
『管理栄養士・栄養士必携』日本栄養士会編 第一出版

参考文献

関係する資料を随時配布する。

実務経験の有無

保健所、健康増進センターの管理栄養士として、地域で開催されている栄養改善・健康づくり事業を企画・立案・実施した経験を授業に活かす。また、40歳以上の中高年者を対象とした特定保健指導に従事した経験を授業に活かす。

オフィスアワー

金・14:30~16:30

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