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2026年度(令和8年度)講義概要―シラバス―

日本語総合演習Ⅱ<中級1クラス><中級2クラス> (科目記号:LKR204)

宮本あかね

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 2単位 1年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識、語学力、主体性、協働性
3 思考力、判断力、実践力

授業科目の目的・テーマ

本講義では、来日時期や生活経験の異なる多様な背景を持つ受講生を対象とし、タスクベースの言語指導(TBLT)を展開する。受講生は、今治での実生活に即した具体的な課題(タスク)を、クラス内の仲間と共に解決することで、実践的な日本語運用能力(「日本語がわかる」だけでなく、「日本語でできる」ようになること)の向上を目指す。対話や協働作業を通じ、互いの知見を共有し合い、自律的に学ぶコミュニティの形成を促す。
また、Googleフォーム等を用いた「ニーズ調査」や継続的な「振り返り(リフレクション)」を通じ、自らの学びのプロセスを可視化し、個々の生活実態に根ざした自律的な学習スタイルを構築する。

授業修了時の到達目標

1.今治での生活に必要な情報を収集できる。
2.収集した情報を図表やマップを用いて視覚化できる。
3.身近な課題の解決策を仲間と協力して立案できる。
4.自分の意見とその理由を接続詞を用いて説明できる。
5.自身の能力に応じ、対話の状況や相手の理解度を確認しながら、コミュニケーションを継続できる
6.活動後の振り返り(リフレクション)を通じて自らの学習課題を発見できる。

授業内容の全体計画

第1回 ガイダンス・自己紹介・生活知識の確認と困りごとの抽出
第2回 キャンパス・ミッション:指定された「学内ミッション」の遂行と報告
第3回 今治サバイバル会議:生活上の優先課題を特定し計画を立てる
第4回 お得な店を攻略:今治のスーパーや商業施設を比較・調査する
第5回 今治自炊プロジェクト:地域食材を活用した低予算メニューを考案する
第6回 移動手段の攻略:公共交通機関と自転車の安全ルートを確認する
第7回 ゴミ出し完全攻略:今治市の資源分別ルールをやさしい日本語にする
第8回 今治リフレッシュ:低予算で楽しめる余暇・交流スポットを探索する
第9回 今治おもてなしガイド:地元のグルメやおすすめ情報をまとめる
第10回 今治アルバイト攻略:今治の求人事情を調査・共有する。経験者の「失敗談」や未経験者の「予測」を出し合い、働く上でのリスク管理を検討する
第11回 対人交渉シミュレーション:生活場面での電話や面接のやり取りを演習する
第12回 防災プラン:緊急時避難計画を作成する
第13回 知識のバトン:次期受講生に伝えるべき生活情報の構成を検討する
第14回 生活継承資料の制作:資料を編集・完成させ、発表の準備をする
第15回 最終プレゼンテーションと全体振り返り(リフレクション)

授業時間外の学習(予習・復習等)

・授業後にGoogle フォームを用いて学習の振り返り(リフレクション)を行う。(毎回0.5時間)
・次回のタスクに必要な情報(場所や価格等)を事前に調査する。(毎回1時間)
・最終プレゼンテーションの準備(6時間)

単位認定に関わる評価方法

・タスク成果物(40%): 毎回のタスク成果物をポートフォリオとして提出する。
・振り返り(リフレクション)の記録(30%):毎回、授業後にGoogleフォームによる振り返り(リフレクション)を行う。
・最終プレゼンテーション(30%): 第15回の成果物および相互作用の質。
※筆記試験は実施せず、タスクの達成度と協力姿勢を重視する。

受講生に望むこと

・受講生は、自身の生活経験や既有知識を最大限に活用し、積極的に他者と交流すること。
・他者の多様な意見を尊重し、対話や協働作業に主体的に貢献すること。
・受講生は今治での生活をより良くするために自律的に行動すること。
・本講義では、クラス編成や受講生の背景(在校生・新入生等)に応じ、互いの強みを活かしながら主体的に課題を解決する姿勢を重視する。

フィードバックの方法

・受講生は、タスク遂行プロセスにおいて、教員や仲間から即時的な助言を受ける。
・教員は、提出された振り返り(リフレクション)に対し、次回の授業内で全体的なコメントを行う。

アクティブラーニング

・受講生は、ペアやグループによる協働的な課題解決に取り組む。
・受講生は、調査、分析、発表のプロセスを通じて主体的に学ぶ。

テキスト

・なし:必要に応じて自作教材を配布する。

参考文献

『タスクベースで学ぶ日本語 中級1』国際基督教大学 教養学部 日本語教育課程、スリーエーネットワーク
『いろどり 生活の日本語 初級1(A2)』独立行政法人国際交流基金日本語国際センター
『いろどり 生活の日本語 初級2(A2)』独立行政法人国際交流基金日本語国際センター
『できる日本語 初級 本冊【第2版】』できる日本語教材開発プロジェクト
『できる日本語 初中級 本冊【第2版】』できる日本語教材開発プロジェクト

実務経験の有無

備考

・受講生の日本語習得度および日本での生活適応状況に応じ、タスクの難易度や構成を柔軟に調整する。特に第1~3回をニーズ抽出期間とし、その結果に基づいて第4回以降のタスク順序を最適化するため、進行計画は前後する場合がある。これにより、個々の背景に合致した個別最適な学びを提供する。
・PCを使用することがある。

オフィスアワー

授業終了後に教室で質問を受けつける。

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