2025年度（令和７年度）講義概要―シラバス―

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、倫理・価値観
3 協働性、多職種連携

授業科目の目的・テーマ

生活福祉に関わる概念や対象及び理念について、概要を理解する。
1 個人・家族・地域・社会のしくみと、地域における生活の構造について学び、生活と社会の関わりや自助・互助・共助・公助の展開について。
2 地域共生社会や地域包括ケアシステムの基本的な考え方としくみ、その実現のための制度施策について。
3 社会保障制度の基本的な考え方としくみを理解するとともに、社会保障の現状と課題について。
4 高齢者福祉制度の基本的な考え方としくみ、介護保険制度の内容を理解し、高齢者福祉の現状と課題について。
5 障害者福祉制度の基本的な考え方としくみ、障害者総合支援法の内容を理解し、障害者福祉の現状と課題について。
6 人間の尊厳と自立に関わる権利擁護や個人情報保護等、介護実践に関連する制度・施策の基本的な考え方としくみについて。

授業修了時の到達目標

1 社会と生活のしくみについて理解している。
2 地域共生社会の実現に向けた制度や施策について理解している。
3 社会保障制度の基礎的知識を理解している。
4 高齢者福祉と介護保険制度などの基礎的知識を理解している。
5 障害者福祉と障害者保健福祉制度について理解している。
6介護実践に関連する諸制度、介護実践に必要な観点から理解を深めている。

授業内容の全体計画

第1回　 講義ガイダンス、、講義の目的・内容・進め方・成績評価
　　　　生活の基本機能、ライフスタイルの変化
第2回　 家族の機能と役割、社会・組織の機能と役割、地域、地域社会、
　　　　地域社会における生活支援
第3回 地域福祉の発展、地域共生社会、地域包括ケア
第4回 社会保障の基本的な考え方、日本の社会保障制度の発達
第5回 日本の社会保障制度のしくみ、現代社会と社会保障制度
第6回 高齢者保健福祉の動向、高齢者保健福祉に関連する法体系
第7回 介護保険制度
第8回 介護保険制度
第9回 障害者保険福祉の動向､障害者の定義､障害者保険福祉に関する制度
第10回 障害者総合支援制度
第11回 障害者総合支援制度
第12回 個人の権利を守る制度
第13回 保険医療に関する制度、貧困と生活困窮に関する制度
第14回 地域生活を支援する制度
第15回 まとめ・振り返り・授業内テスト

授業時間外の学習（予習・復習等）

事前学修：シラバスに記載されていることについて、参考文献などをまとめておく。（各回1.5時間）
事後学修：配布プリントから、キーワードを抜き出しノートにまとめる。その上で内容について自身の考えをまとめておく。（各回2.5時間）

単位認定に関わる評価方法

試験 60％　　リアクションペーパー 20％　　授業中の態度 20％

受講生に望むこと

講義－演習－実習は、循環的に学べる内容になっています。
アルバイトやテレビ、ネットニュースには福祉の題材がたくさんあるので、意識してみてみてください。

フィードバックの方法

授業時に書いてもらったリアクアションペーパーに、翌授業で返答します。
オフィスアワーやClassroomでもフィードバックします。

アクティブラーニング

毎授業、Think-Pair-Share、PBL（問題解決型学習）といった技法を用いて、
アクティブラーニングを試みる。但し、配慮が必要な学生には、個別に対応する。

テキスト

介護福祉士養成講座編集委員会編『社会の理解』第2版中央法規2022年．

参考文献

実務経験の有無

居宅サービス（訪問介護・障害福祉）にて、介護福祉士・社会福祉士として、
実務に携わってきました。授業では、実践の場での事例も紹介していく。

オフィスアワー

月・12：30～14：00