2025年度(令和7年度)講義概要―シラバス―

社会保障論 (科目記号:LWJ201)

井沼一

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 1年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、倫理・価値観

授業科目の目的・テーマ

社会保障制度を体系的に理解し、その上でわが国の社会保障・福祉の政策課題を検討していく。
1日本の社会保障の基本的な考え方、しくみについて
2現代社会における社会保障制度の現状
3社会保障の概念や対象及びその理念
4社会保障と財政
5社会保険と社会扶助の関係
6公的保険制度と民間保険制度の関係
7社会保障制度の体系
8諸外国における社会保障制度

授業修了時の到達目標

1社会保障制度の基本的な考え方としくみについて理解している。
2社会保障の現状と課題を理解している。
3 社会保障の概念や対象及びその理念について、社会保障制度の展開過程も含めて理解している。
4現代社会における社会保障制度の役割と意義、取り組むべき課題について理解している。
5社会保障制度の財政について理解している。
6公的保険制度と民間保険制度の関係について理解している。
7社会保障制度の体系と概要について理解している。
8諸外国における社会保障制度の概要について理解している。

授業内容の全体計画

第1回 講義ガイダンス、講義の目的・内容・進め方・成績評価
社会保障の基本的な考え方、日本の社会保障制度の発達
第2回 日本の社会保障制度のしくみ、現代社会と社会保障制度
第3回 人口動態の変化、経済環境の変化、労働環境の変化
第4回 社会保障の概念と範囲、役割と意義、理念、対象
第5回 社会保障の展開、社会保障の財政
第6回 社会保障給付費・内訳・動向、国民負担率、社会保障と経済
第7回 保険と扶助の考え方、社会保険と社会扶助の考え方、民間保険の現状
第8回 医療保険制度の概要
第9回 介護保険の概要
第10回 年金制度の概要
第11回 労災保険制度と雇用保険制度の概要
第12回 生活保護制度の概要
第13回 社会手当制度の概要、社会福祉制度の概要
第14回 諸外国における社会保障制度
第15回 まとめ・振り返り・授業内テスト

授業時間外の学習(予習・復習等)

(事前学修)テキストを事前に読み込み、授業内で質問されたところを答えられるようにしておくこと。(1.5時間)
(事後学修)授業内で提示された主要キーワードを自分の言葉で説明できるように整理しておくこと。(1.5時間)
レポートの作成等課題への取り組み(1時間)

単位認定に関わる評価方法

試験 60%  リアクションペーパー 20%  授業中の態度 20%

受講生に望むこと

講義-演習-実習は、循環的に学べる内容になっています。
アルバイトやテレビ、ネットニュースには福祉の題材がたくさんあるので、
意識してみてみてください。

フィードバックの方法

授業時に書いてもらったリアクアションペーパーに、翌授業で返答します。
オフィスアワーやClassroomでもフィードバックします。

アクティブラーニング

毎授業、Think-Pair-Share、PBL(問題解決型学習)といった技法を用いて、
アクティブラーニングを試みる。但し、配慮が必要な学生には、個別に対応する。

テキスト

介護福祉士養成講座編集委員会編『社会の理解』第2版中央法規2022年.
日本ソーシャルワーク教育学校連盟編『社会保障』第2版中央法規2025年.

参考文献

『社会保障』社会福祉士養成講座編集委員会編 中央法規

実務経験の有無

居宅サービス(訪問介護・障害福祉)にて、介護福祉士・社会福祉士として、
実務に携わってきました。授業では、実践の場での事例も紹介していく。

オフィスアワー

月・12:30~14:00

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