卒業/修了要件 | 授業形態 | 単位数 | 配当年次 | 開講期間 |
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必修科目 | 演習 | 1単位 | 1年 | 後期 |
学位授与の方針との関連
2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
授業科目の目的・テーマ
1 幼児を取り巻く人間関係における現代的課題を理解する。
2 幼児の人間関係の発達について、幼稚園、保育所、こども園での生活における関係発達論的視点から理解する。
授業修了時の到達目標
1 幼児を取り巻く人間関係の現代的特徴、社会的背景を理解している。
2 人と関わる力の育ちがその後に続く一人ひとりの人生を支える力となることを理解している。
3 乳児期に育つ人と関わる力の発達について、身近な大人との関係から説明できる。
4 幼児期の遊びや生活の中で育つ人と関わる力の発達について、教師、保育者との関係、幼児との関係、集団の中での育ちを観点として説明できる。
5 「自立心」「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」「家族や地域との関わりと育ち(社会生活との関わり)」について、乳幼児の発達の姿と合わせて説明できる。
6 一人ひとりが主体性をもったグループワークを行い、他者と協働する意義を感じる。
授業内容の全体計画
第1回:「保育の基本」保育とは何か 養護と保育 幼児教育として重視する事項 育みたい資質・能力 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
第2回:「領域「人間関係」」ねらい及び内容 内容の取扱い
第3回:「0歳以上3歳未満児、3歳以上児の子どもの人間関係の発達」乳児期、1歳以上3歳未満、3歳以上児の子どもの人間関係の発達 自己への気付きと自己主張 異年齢児とのかかわり 自己発揮と自己制御
第4回:「自立心を育む」自立心とは何か 自己主張を基礎とする自立心と自立にかかわる基本事項 自立心を育む援助
第5回:「協同して物事に取り組む」個の育ち、集団の育ち 遊びの中でみられる人間関係 協同的な遊び
第6回:「道徳性・規範意識の芽生え」道徳性の発達 価値観の育ちと規範意識 ルールやきまりの意味
第7回:「社会生活とのかかわり」家族から始まる人とのかかわり 園生活を通しての人とのかかわり 地域のなかで育つ
第8回:「乳幼児の子どもの人とかかわる力を育む保育者のかかわり」乳児期、1歳以上3歳未満、3歳以上児の子どもの姿と保育者のかかわり
授業時間外の学習(予習・復習等)
事前学修 幼稚園教育要領、保育所保育指針、テキストのの指定箇所を学習する(各回0.5時間)。各回の時間外学習のテーマについて自分の意見を文章でまとめる(各回1時間)
事後学修 授業内容の再学習(各回0.5時間)。授業内容のキーワードに関連する新聞記事、ネット情報等を検索し、それについての意見をまとめる(各回1時間)
レポート作成 テーマに沿ったレポート作成(5時間)
単位認定に関わる評価方法
各回の提出物(時間外学習内容、ワークシート等)の内容 30%、グループワーク・全体討議での取り組み態度・姿勢 20%
最終回でのレポート発表(発表態度、プレゼン方法等) 20% 最終レポートの内容 30%
受講生に望むこと
自分自身の人間関係の在り方を振り返りながら、領域「人間関係」について考えていきましょう。授業では、グループワークを取り入れます。発言内容はもちろん、全体発表の積極性を期待します。なお、グループワークなどで知りえた他者の情報の取り扱いには十分に留意しましょう。
フィードバックの方法
レポート、提出物はコメントし、返却する。
アクティブラーニング
毎回、各回のテーマに沿ったグループワークを実施し、全体討議を行う。最終回には、まとめたレポートをプレゼンテーション(発表)する。
テキスト
『保育内容「人間関係」と指導法 考える・調べる・学び合う』 近喰晴子・小泉裕子 編著 中央法規
参考文献
『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』 厚生労働省 フレーベル館
実務経験の有無
備考
本科目を履修することが「保育内容「人間関係」の指導法」を受講する条件となる。
一部の資料配布や情報共有等で個人のスマートフォンまたはタブレット端末を使用する。
オフィスアワー
火・16:00~17:00