卒業/修了要件 | 授業形態 | 単位数 | 配当年次 | 開講期間 |
---|---|---|---|---|
選択必修科目 | 講義・演習 | 2単位 | 1年 | 後期 |
学位授与の方針との関連
2 専門的知識・技能、倫理・価値観
3 協働性、多職種連携
授業科目の目的・テーマ
医療的ケアを行う際に必要な基礎として、個人の尊厳・保健医療等の制度・喀痰吸引・清潔操作・感染予防チ-ム医療について修得する。
授業修了時の到達目標
医療における倫理的配慮の必要性や吸引と経管栄養を行う際に必要な基礎知識・技術(バイタルサイン・清潔操作)を理解する。
授業内容の全体計画
医療的ケア実施の基礎として以下の項目の授業を行う。
第1回 人間と社会 :個人の尊厳・医と介の倫理・個人情報と守秘義務
第2回 〃 :医療的ケアを受ける利用者の対応・介護、看護の立場・生活支援
第3回 保健医療制度とチーム医療 :保健医療に関する諸制度・医行為に関する法律
第4回 〃 :喀痰吸引と経管栄養についての看護・介護の連携
第5回 健康状態の把握 :平常時の健康状態の把握(健康の観察法と平常時の違いの把握)
第6回 〃 :バイタルサインとその見方
第7回 〃 :バイタルサインの測定方法 (演習)
第8回 〃 :急変時の把握とその対応・救急蘇生
第9回 〃 :救急蘇生法 (演習)
第10回 〃 〃
第11回 清潔保持と感染予防 :感染症 ・清潔と不潔・標準予防策安全な療養生活
第12回 〃 :スタンダ-ドプリコ-ション の基本 (演習)
第13回 〃 :職員の感染予防対策・生活環境・医療廃棄物の処理
第14回 安全な療養生活 :喀痰吸引や経管栄養の安全な実施。リスクマネージメントについて
第15回 〃 :ヒヤリハットとアクシデント・KYT:GW)まとめ
定期試験
授業時間外の学習(予習・復習等)
医療ケアの法規や基本的な理論を学ぶのでしっかりテキストを読解すること。(1回あたり2時間)
(わかりない専門用語は、事前に調べておくこと)
医療的な専門用語が多いので、課題のポイントを踏まえて復習をすること。 (1回あたり2時間)
単位認定に関わる評価方法
試験(筆記・実技)70% 課題20% 受講態度10%
受講生に望むこと
人の生命にかかわる内容であり、理論と実技がある。医療行為を介護福祉士が行えることになった背景や法律を理解し他職種との連携の必要性を理解できるよう復習してほしい。
実技は、清潔操作・感染予防・バイタルサイン・救命救急法があり、医療的ケアⅡの喀痰吸引・経管栄養の実技を身につける際の基礎となることを念頭におき取り組んでほしい。
フィードバックの方法
課題は、添削後次の授業で総括する。
アクティブラーニング
第7回、第9・10・12回 演習 第14回グループワーク
テキスト
『最新・医療的ケア』 第2版 中央法規
参考文献
『介護職員等による喀痰吸引・経管栄養研修テキスト』中央法規出版
実務経験の有無
看護教員と看護師の経験を活かし、講義をおこなう。
オフィスアワー
金・11:30~12:30