卒業/修了要件 | 授業形態 | 単位数 | 配当年次 | 開講期間 |
---|---|---|---|---|
選択必修科目 | 講義 | 2単位 | 2年 | 後期 |
学位授与の方針との関連
1 専門的知識・技能、自己研鑽力
2 思考力、判断力、表現力、主体性、協働性
5 基礎的研究力、ICT能力
授業科目の目的・テーマ
栄養士としての業務を推進するために、公衆衛生の基本や施策を学習し、公衆衛生が果たす意義と役割について知識を習得する。
また、社会で問題となっている健康に関する情報を収集し、理解できるようになる。
授業修了時の到達目標
公衆衛生活動の意義及び概要について知識を深め、栄養士業務に関連させ判断できるようになる。
授業内容の全体計画
第1回 保健・医療・福祉のしくみ:保健福祉行政とその役割、法令を理解する。
第2回 医療制度:日本の医療制度と医療体制、医療費、医療法を理解する。
第3回 社会福祉制度:社会福祉、社会福祉施設、障害者福祉、生活保護法を理解する。
第4回 地域保健:地域保健法と保健所業務を理解する。
第5回 母子保健:母子保健法、児童福祉法、児童虐待防止法を理解する。
第6回 学校保健:学校保健の現状と取り組みを理解する。
第7回 成人保健:メタボリックシンドローム、特定健診・特定保健指導を理解する。
第8回 高齢者保健:高齢化の現状と高齢者保健の取り組みを理解する。
第9回 介護保険:介護保険制度を理解する。
第10回 産業保健Ⅰ:労働安全対策を理解する。
第11回 産業保健Ⅱ:職業と健康障害について理解する。
第12回 生活習慣と健康:生活習慣病の現状と健康問題の関連について理解する。
第13回 生活習慣病の疫学と予防Ⅰ:悪性新生物、循環器疾患を理解する。
第14回 生活習慣病の疫学と予防Ⅱ:骨粗しょう症、その他の疾患、口腔保健を理解する。
第15回 国際保健:世界の健康問題と国際協力について考える。
定期試験
授業時間外の学習(予習・復習等)
事前学修:授業の理解度を高めるために、事前に学習範囲を音読して内容を調べておく。(2時間×15回)
事後学修:授業内容をノートにまとめ、不明確な事項は質問して理解する。(2時間×15回)
単位認定に関わる評価方法
定期試験 70% 小テスト(毎回実施)15% レポート及び授業への参加度 15%
受講生に望むこと
新聞やニュース等の日常の情報に関心を持ち、地域での公衆衛生活動と関連させて公衆衛生の重要性を理解し、栄養業務にも反映させることが出来るようになる。
フィードバックの方法
授業の理解度を確認するために、毎回小テストを実施して解説する。
レポートは添削し、評価して返却する。
アクティブラーニング
テキスト
『社会・環境と健康 公衆衛生学 2024年版』 柳川 洋・尾島俊之編 医歯薬出版株式会社
参考文献
必要に応じて資料を作成して配布する。
実務経験の有無
保健所の管理栄養士として活動した栄養改善事業や健康づくり事業、また、多職種と連携した公衆衛生活動等、その経験を盛り込んだ授業をする。
オフィスアワー
木・12:10~13:30