卒業/修了要件 | 授業形態 | 単位数 | 配当年次 | 開講期間 |
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選択必修科目 | 講義 | 2単位 | 1年 | 後期 |
学位授与の方針との関連
2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
授業科目の目的・テーマ
社会的養護の概念と基本的な理念について学ぶ。あわせて制度の現状と課題を把握し社会的養護の実際と方向性を理解する。また、SNSや新聞記事などを活用し、現在の児童福祉の課題を考える。授業を通して、子どもの権利についての理解を深める。
授業修了時の到達目標
○社会的養護の理念と制度について理解を深める。
○子どもの人権についての理解を深める。
○社会的養護の対象や具体的な施設などの運営について知る。
○保育士としての価値観、倫理観を身につける。
○現在の社会状況の中での社会的養護の課題を把握する。
授業内容の全体計画
第1回 社会的養護の理念と概念
第2回 社会的養護の歴史的変遷
第3回 子どもの人権擁護と社会的養護
第4回 社会的養護の基本原則
第5回 社会的養護における保育士等の倫理と責務
第6回 社会的養護の制度と法体系
第7回 社会的養護のしくみと実施体系
第8回 社会的養護とファミリーソーシャルワーク
第9回 社会的養護の対象と支援のあり方
第10回 家庭養護と施設養護
第11回 社会的養護にかかわる専門職
第12回 社会的養護に関する社会的状況
第13回 施設等の運営管理の現状と課題
第14回 被措置児童等の虐待防止の現状と課題
第15回 社会的養護と地域福祉の現状と課題
定期試験
授業時間外の学習(予習・復習等)
子どもが権利の主体であることを確認し、子どもを取り巻く社会環境に目を向け、ひとり親や児童虐待など課題や事故が起こる背景などを学ぶため、新聞やニュース、SNS等に積極的に目を通す習慣をつける。
・事前学習 予習として次回の教科書範囲を熟読する。(各回1.5時間)
・事後学習 毎回のレジュメと授業の内容を基に要点をノートにまとめる。(各回2.5時間)
単位認定に関わる評価方法
筆記試験70%、アンサーペーパー及び授業参加姿勢30%で総合的に判断する。
受講生に望むこと
講義の内容をより理解するために教科書には目を通し、自主性をもって授業に臨むこと。
フィードバックの方法
アンサーペーパーについては毎回確認し授業開始時に返却、授業終了時に回収する。定期試験は模範解答を提示する。
アクティブラーニング
授業内での疑問や学びを進める中で生じた不明点を発表し全体で意見交換を行う。
テキスト
新基本保育シリーズ6 社会的養護Ⅰ 相澤 仁ほか 中央法規出版㈱
参考文献
『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年告示』 文部科学省 / 厚生労働省 / 内閣府 チャイルド本社
実務経験の有無
児童養護施設の児童指導員としての経験を活かして、社会的養護の実践や現状等を事例も提示しながら講義を行う。
備考
オフィスアワー
授業終了後に教室で質問を受け付ける