2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

幼児教育学科 2年 対象科目 (令和3年度入学生)

地域と子育て支援Ⅲ (科目記号:EEP303)

寺川夫央・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
必修科目 演習 2単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

1 人間関係力・自己研鑽力
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
4 地域志向性、地域貢献力

授業科目の目的・テーマ

・本学での子育て広場活動において親子が安全で安心できる環境作りのために必要なことを具体的にイメージして、実践に生かすことができる。
・地域でのボランティア活動に積極的に参加し、地域の人々との触れ合いを通して保育実践力を高める。
・地域での子育て支援拠点について学びを通して地域の現状を知り、将来保育者としてどのように関わることが出来るかを考え、実践に生かそうとする。
・保育のPDCAサイクルを基に様々な活動を実践し、振り返りを通して保育の質を高めることができる。 

授業修了時の到達目標

1.本学での子育て支援広場、学生祭において、保育者としての視点を持って環境構成ができる。
2.本学での子育て支援広場、学生祭において、子ども、保護者と心地よいコミュニケーションがとれる。
3.地域でのボランティア活動に積極的に参加し、人々との関わりの中で学んだことを活かし、改善努力をしながら実践することができる。
4.グループ、スタッフ等とのコミュニケーションを図りながら、主体性を持って企画(計画)、準備、実践活動、振り返りを行うことができる。
5.実践活動を適切な方法で発信することができる。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション 子育て広場活動「おでかけ児童館」の準備
第2・3回 子育て広場活動「おでかけ児童館4月19日」の実践活動と振り返り
第4・5回 子育て広場活動「めいたん広場①5月17日」の企画と準備 
第6・7回 子育て広場活動「めいたん広場①」の実践活動と振り返り      
第8・9回 子育て広場活動「めいたん広場②7月5日」の企画と準備
第10・11回子育て広場活動「めいたん広場②」の実践活動と振り返り
第12・13回 地域子育て支援拠点事業所見学実践の準備
第14回 地域子育て支援拠点事業所見学と実践
第15回 学生祭についての企画、準備

授業時間外の学習(予習・復習等)

・おでかけ児童館、めいたん広場のグループ、スタッフとの事前準備(授業1回あたり1時間)
・実践後の振り返りのレポート作成(授業1回あたり2時間)
・地域子育て支援について、新聞記事、ネット情報、各種資料,文献等で調べる。(授業1回あたり1時間)

単位認定に関わる評価方法

観察・参加レポート・提出物 50% 活動への取り組み態度・グループ貢献度 50% 総合的に評価する。

受講生に望むこと

実践の振り返り時には、全体討議での発言に対し、直後にコメントし、解説する。
提出物及びレポートは各自に返却し、コメントする。

フィードバックの方法

地域活動を通して地域について知り、関心を持つこと、自らできることを考え、他と協働しながら実践活動ができること
自らの体験を振り返り、次の実践につなげていくことを目指してほしい。
そのために地域や人々との関わりを楽しむこと、気づいたことや感じたことは積極的に発信することを心掛けてください。

アクティブラーニング

準備、運営、実践、振り返りにおいて、学生一人一人が主体性を持ち、グループでグループでの活動を実施したりスタッフを交えた意見交換を行う。

テキスト

必要に応じて資料等配布する。

参考文献

今治市子ども子育て支援事業計画 
保育、子どもに関する月刊誌等(図書館で閲覧可能)
『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館
『幼稚園教育要領解説』文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

保育所勤務経験を活かし、豊かな遊びの工夫や展開ができるように見守っていく。

備考

本授業は幼児教育学科の地域志向科目であり、地域の人々との交流、地域での実践活動を中心とした学びを目指しています。

オフィスアワー

寺川:火・15:00~16:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

地域と子育て支援Ⅳ (科目記号:EEP404)

寺川夫央・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
必修科目 演習 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

1 人間関係力・自己研鑽力
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
4 地域志向性、地域貢献力

授業科目の目的・テーマ

・本学での子育て広場活動において親子が安全で安心できる環境作りのために必要なことを具体的にイメージして、実践に生かすことができる。
・地域でのボランティア活動に積極的に参加し、地域の人々との触れ合いを通して保育実践力を高める。
・地域での子育て支援拠点について学びを通して地域の現状を知り、将来保育者としてどのように関わることが出来るかを考え、実践に生かそうとする。
・保育のPDCAサイクルを基に様々な活動を実践し、振り返りを通して保育の質を高めることができる。 

授業修了時の到達目標

1.本学での子育て支援広場、学生祭において、保育者としての視点を持って環境構成ができる。
2.本学での子育て支援広場、学生祭において、子ども、保護者と心地よいコミュニケーションがとれる。
3.地域でのボランティア活動に積極的に参加し、人々との関わりの中で学んだことを活かし、改善努力をしながら実践することができる。
4.グループ、スタッフ等とのコミュニケーションを図りながら、主体性を持って企画(計画)、準備、実践活動、振り返りを行うことができる。
5.実践活動を適切な方法で発信することができる。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション 地域と子育て支援Ⅲの振り返り
第2回 学生祭(11月)についての企画と準備
第3回 学生祭(11月)についての企画と準備
第4回 子育て広場(学生祭)実践活動 
第5・6回 子育て広場活動「めいたん広場③12月6日、④12月13日」の企画と準備 
第7・8回 子育て広場活動「めいたん広場③12月6日、④12月13日」の実践活動と振り返り       
第9・10回 子育て活動「めいたん広場」の振り返りとまとめ
第11・12回 地域と子育て支援の子育て広場活動の報告会の準備
第13・14回 地域と子育て支援の子育て広場活動の報告会(1月実施) 
第15回 地域と子育て支援の全体振り返り

授業時間外の学習(予習・復習等)

・おでかけ児童館、めいたん広場のグループ、スタッフとの事前準備(授業1回あたり1時間)
・実践後の振り返りのレポート作成(授業1回あたり2時間)
・地域子育て支援について、新聞記事、ネット情報、各種資料,文献等で調べる。(授業1回あたり1時間)

単位認定に関わる評価方法

観察・参加レポート・提出物 50% 活動への取り組み態度・グループ貢献度 50% 総合的に評価する。

受講生に望むこと

実践の振り返り時には、全体討議での発言に対し、直後にコメントし、解説する。
提出物及びレポートは各自に返却し、コメントする。

フィードバックの方法

地域活動を通して地域について知り、関心を持つこと、自らできることを考え、他と協働しながら実践活動ができること
自らの体験を振り返り、次の実践につなげていくことを目指してほしい。
そのために地域や人々との関わりを楽しむこと、気づいたことや感じたことは積極的に発信することを心掛けてください。

アクティブラーニング

準備、運営、実践、振り返りにおいて、学生一人一人が主体性を持ち、グループでグループでの活動を実施したりスタッフを交えた意見交換を行う。

テキスト

必要に応じて資料等配布する。

参考文献

今治市子ども子育て支援事業計画 
保育、子どもに関する月刊誌等(図書館で閲覧可能)
『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館
『幼稚園教育要領解説』文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

保育所勤務経験を活かし、豊かな遊びの工夫や展開ができるように見守っていく。

オフィスアワー

寺川:火・15:00~16:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

特別支援教育 (科目記号:EEE305)

松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

障害児保育の内容を踏まえ、障害のある子どもへの対応や教育支援内容、障害のある子どもの保護者に対する支援等についてさらに理解を深める。個別支援計画・教育支援計画や各専門職、関連機関等との連携、保護者対応等について教育支援実践力を身につける。

授業修了時の到達目標

子どもの発達段階や特性、心理面、行動面を分析理解する力を身につける。ストレングス視点、エンパワメント支援実践についての理解を深める。特別な教育的支援を必要とする子どもに対する個別支援計画・教育支援計画作成技術を身につける。

授業内容の全体計画

第1回 特別支援教育、インクルーシブ教育について
第2回 障害の概念ととらえ方~特別な教育的ニーズの把握
第3回 障害の特性理解と配慮、支援方法①(知的障害)
第4回 障害の特性理解と配慮、支援方法②(発達障害:広汎性発達障害)
第5回 障害の特性理解と配慮、支援方法③(発達障害:ADHD、LDなど)
第6回 障害の特性理解と配慮、支援方法④(身体障害:運動機能)
第7回 障害の特性理解と配慮、支援方法⑤(身体障害:視覚障害・聴覚障害)
第8回 障害の特性理解と配慮、支援方法⑥(気になる子ども(情緒障害など))
第9回 個別支援計画・教育支援計画作成方法
第10回 個別支援計画・教育支援計画と支援会議の実際
第11回 困難をかかえる子どもと地域生活
第12回 医療、保健、福祉との連携
第13回 幼稚園、保育園等、学校内での連携
第14回 困難をかかえる子どもと家族への支援
第15回 インクルーシブ教育と障害者権利条約

定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

第1回~第2回 テキストを基に特別支援教育のこれまでの歩みを振り返り、その目的について理解しておく。(8時間)
第3回~第8回 身体障害、知的障害、発達障害、肢体不自由などの各障害について、テキストや文献を通じて理解を深め、ノートにまとめる。(24時間)
第9回~第10回 授業で活用した個別支援計画を見直し、自分でも作成するなどして理解を定着させる。(8時間)
第11回~第13回 個別支援会議の資料やケース検討事例などを読み深め、障害のある子どもへの支援について自分なりの考えをまとめてみる。(12時間)
第14回~第15回 ドキュメンタリーや、手記、活動記録などを図書館等で調べ、視聴するなりして困難を抱える子どもと保護者への支援について考えをまとめる。(8時間)


指定したテキストの次回の授業範囲を事前に読んで予習しておくと理解が深まる。
障害児教育、特別支援教育に関する文献や資料について積極的に調べ、確認すること。
ドキュメンタリーなどにも目を通し、障害のある子どもたちの日々の生活、学習活動などについて目を向ける努力を行うこと。

単位認定に関わる評価方法

定期試験70%、レポートおよび参加姿勢30%で総合的に評価する。

受講生に望むこと

学ぶ意欲を持って、積極的に授業参加すること。遅刻や途中退席をしないこと。

フィードバックの方法

アンサーペーパーを含むレポートについては、毎回確認し、授業開始時にに返却、授業終了時に回収する。
小テストやクイズ形式で理解度を確認する。

アクティブラーニング

毎回の授業の中で、障害児を取り巻く社会の問題点や障害児を抱える家庭の子育ての困難にかかわる課題などについて取り上げ、グループディスカッションを行い、グループごとに出された意見等を発表し合う。

テキスト

『ライフステージを見通した障害児の保育・教育』小林徹 栗山宣夫編  みらい

参考文献

季刊『発達』ミネルヴァ書房
『みんなの願い』全障研出版部
『ソーシャルインクルージョンのための障害児保育』堀智晴、橋本好市、直島正樹編 ミネルヴァ書房
『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年告示』  文部科学省 / 厚生労働省 / 内閣府 チャイルド本社

実務経験の有無

公立中学校、特別支援学校での教員経験を活かして本授業を行う。

オフィスアワー

火・12:30~14:00

教育方法論 (科目記号:EEE404)

井上浩二

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

教育方法の理論と歴史を学ぶとともに、保育計画及び保育指導案について学ぶことを通して、幼児理解に基づく教育の方法について理解できる。

授業修了時の到達目標

・保育の基本と保育内容・保育方法を説明できる。
・幼児の学びを評価するための基礎的な考え方を説明できる。
・現在の幼児教育の在り方について、これまでの歴史を踏まえながら説明することができる。
・主体的・対話的で深い学びを実現するための教育方法について説明できる。
・保幼小連携を踏まえた保育の在り方について説明できる。
・情報機器(含ICT)及び教材の活用の意義と理論に関する基礎的な知識・技能を身に付ける。

授業内容の全体計画

第1回 西洋における教育思想と教育方法の歴史
第2回 日本における保育内容と保育方法の歴史(戦前)
第3回 日本における保育内容と保育方法の歴史(戦後)
第4回 「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」における教育・保育方法
第5回 子どもの発達と特性
第6回 幼児理解とその方法
第7回 環境を通して行う保育
第8回 遊びと保育の関係
第9回 保育計画と指導案
第10回 幼児教育における情報機器(含ICT)の導入の意義
第11回 幼児教育における情報機器(含ICT)の活用
第12回 業務遂行と情報機器(含ICT)の活用の在り方
第13回 主体的・対話的で深い学びを実現する学習とその評価の在り方
第14回 発達障がいのある子どもへの保育の在り方
第15回 保幼小連携を踏まえた保育の在り方
 定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

○毎回、資料を配布する。その資料を基に復習をする。
○教育方法に関する記事(新聞等)をチェックしておくとよい。教育方法に関する実際を把握することで、本授業で学ぶ教育方法についての理解が容易になる。
事前学修:テキストを活用し、予習等により内容を理解し、必要に応じてまとめておく。(各回2時間)
事後学修:授業時に配布された資料を基に復習をし、新たな課題について考え自分の意見をまとめる。(各回2時間)

単位認定に関わる評価方法

定期試験60%、小論文20% 授業への取組等20%

受講生に望むこと

教育方法とは何かを各自で問い続け、学び続けていく姿勢を身に付けてほしい。

フィードバックの方法

課題や小論文は添削し、評価して返却する。

アクティブラーニング

問題解決的な学習やグループ学習を随時実施する。

テキスト

『幼児教育方法論』戸江茂博監修 学文社

参考文献

『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年告示』  文部科学省 / 厚生労働省 / 内閣府 チャイルド本社

実務経験の有無

公立中学校での教職経験を活かして、教育現場の課題への対応を含めた講義を行う。

備考

本科目は教職に関する科目のうち、道徳・総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導・教育相談に関する科目である。

オフィスアワー

水・13:00~14:30

保育学特論 (科目記号:EEW406)

相澤みゆき

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

授業科目の目的・テーマ

本授業では、ここまで学んだ基礎的事項を基盤として、保育や子育てをとりまく社会の変化を考慮しつつ、子どもにとって望ましい保育のあり方を考えることができるようになる。
さらに、現代に起こっている保育の諸問題について、問題をとらえる視点および今後の課題を考察することができるようになる。

授業修了時の到達目標

変化する社会に対応した保育のあり方について具体的に説明することができる。
保育者として、保育の諸問題について討議することができる。

授業内容の全体計画

第1回 保育のいとなみ
第2回 子どもの発達と教育
第3回 生活と遊びを通して総合的に行う保育
第4回 教育と児童福祉における目的と目標
第5回 日本の幼児教育・保育制度
第6回 保育の社会的意義
第7回 保育所保育と家庭的保育
第8回 専門職としての保育者
第9回 PBL / 保育の時事問題 1・子どもを取り巻く社会の動向
第10回 PBL / 保育の時事問題 2・保育所の現状と課題
第11回 PBL / 保育の時事問題 3・幼稚園の現状と課題    
第12回 PBL / 保育の時事問題 4・多様ニーズに応じた保育のあり方
第13回 PBL / 地域の保育について 1・愛媛県の現状と課題
第14回 PBL / 地域の保育について 2・よりよい保育の実現のために
第15回 PBL / 地域の保育について 3・発表

授業時間外の学習(予習・復習等)

第3回目までに保育原理を復習しておくこと。(12時間)
保育原理にかかわる、自分が関心をもった事柄について文献等で調べること。(40時間)
保育に関する時事に関心をもち、第9回目までに情報収集しておくこと。(8時間)

単位認定に関わる評価方法

期末レポート 60%  授業への参加度 10%  発表30%

受講生に望むこと

自ら主体的に保育について考えてほしいと思います。

フィードバックの方法

課題は添削し、評価して返却する。
PBLに関して、適宜その場でコメントする。

アクティブラーニング

第9回目以降は、各自の課題に基づいて学習を進めていく。

テキスト

特になし(必要な資料を配布する)

参考文献

『子どもの教育の原理ー保育の明日をひらくためにー』古橋和夫(編著) 萌文書林
『幼稚園教育要領解説』 文部科学省  フレーベル館
『保育所保育指針解説書』 厚生労働省編 フレーベル館
『保育学講座3 保育のいとなみ』日本保育学会編 東京大学出版会

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育の本質・目的の理解に関する科目である。

オフィスアワー

火・12:30~14:30

子ども家庭支援論 (科目記号:EEK409)

松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

家族・家庭の意義を把握し、子育ての場としての家庭が抱える不安、課題などについて理解する。子どもの人格形成に影響を与える大人のかかわり方について理解し、保育者としての保護者支援、家庭支援の在り方について考える。

授業修了時の到達目標

保育者として様々な家族、家庭に関わるときに求められる、適切な配慮や具体的支援について例を挙げて説明できるようになる。子育て家庭への支援に関する連携のありよう、適切なコミュニケーション関係形成について検討できる。事例を通して子どもを育てる家庭、保護者に対して保育者として担う支援やできるアプローチについて意見を述べることができるようになる。

授業内容の全体計画

第1回 子育てと家族・家庭
第2回 親の子育てについての悩み・背景
第3回 家事・育児との両立と保育士に求められる支援
第4回 子育て家庭を取り巻く社会環境、社会資源
第5回 地域とのかかわり
第6回 保育所と社会福祉専門機関、保健・医療機関との連携
第7回 保育所と教育機関、企業等との連携
第8回 児童養護施設等社会的養護下にある子どもと養育者への支援と連携
第9回 児童福祉施設における家庭支援
第10回 保育士が行う相談支援
第11回 保育所による家庭支援の実際
第12回 養育支援を必要とする家庭への支援
第13回 在留外国人家庭、障害児のいる家庭への支援
第14回 共働き家庭への支援
第15回 祖父母と地域の子育て支援
定期試験

毎回振り返りを小テストやクイズ形式などで行う。グループディスカッションなど意見を出し合う時間を取って理解を深める。

授業時間外の学習(予習・復習等)

第1回~第2回 子育て家庭を取り巻く社会環境、生じている社会問題について、新聞やインターネット、子育てに関する雑誌などを確認する。(8時間)
第3回~第5回 共働き家庭に対する支援例などを読み直し、社会全体での子育てとはどのようなことで、求められる支援は何かなど、テーマを掲げて自分なりの意見をまとめておく。(12時間)
第6回~第7回 子ども家庭福祉に関する専門機関及び専門職者について復習し、子育て中の雇用者支援を実施している企業等について情報収集する。(8時間)
第8回~第10回 被虐待児や、障害のある子どもたちにかかわる養育者、専門職者について児童養護に関する雑誌や報告書などに目を通し、理解を深める。文献などを図書館等で調べ、社会的養護下にある子どもたちの現状についてわかったことをまとめておく。(12時間)
第11回~第13回 保育士が担うソーシャルワークについて、テキストや文献を確認し直し、事例を読み直すなどして理解を深める。自分自身が支援を行うことを想定して、支援計画を検討してみる。(12時間)
第14回~第15回 子育てしながら働くという保護者を支える支援を社会が担うというテーマで、専門職者である保育者の位置付けを明確にしながら、進むべき方向性をまとめておく。(8時間)


子育て支援、家庭支援に関する社会の動きに関心を持ち、新聞や文献に積極的に目を通すこと。子育て支援や児童虐待についての基礎知識を増やし、新聞等の情報等を積極的に収集すること。
テキストを熟読し、予習復習を心がけること。

単位認定に関わる評価方法

定期試験60%、小テスト、レポート20%、受講姿勢20%で総合的に評価する。

受講生に望むこと

授業に積極的に参加し、意見を述べたり発表したりすること。遅刻や途中退席をしないこと。

フィードバックの方法

アンサーペーパーを含むレポートについては、毎回確認し、授業開始時にに返却、授業終了時に回収する。
小テストやクイズ形式で理解度を確認する。

アクティブラーニング

毎回の授業の中で、子どもを取り巻く社会の問題点や子育ての困難にかかわる課題などについて取り上げ、グループディスカッションを行い、グループごとに出された意見等を発表し合う。

テキスト

『保育と子ども家庭支援論』石動瑞代、中西遍彦、隣谷正範編 みらい2020

参考文献

『保育者のための児童家庭福祉データブック2021』中央法規
『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年告示』  文部科学省 / 厚生労働省 / 内閣府 チャイルド本社

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育の対象の理解に関する科目である。

オフィスアワー

火・12:30~14:00

子どもの理解と援助 (科目記号:EEK304)

寺川夫央

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

1 幼児教育・保育実践において、実態に応じた子ども一人一人の心身の発達、学びを把握することの意義について理解する。
2 子どもの体験、学びの過程において子どもを理解する上での基本的な考え方を理解する。
3 子どもを理解するための具体的な方法を理解する。
4 子どもの理解に基づく幼稚園教諭・保育士の援助や態度の基本について理解する。

授業修了時の到達目標

1 幼児教育・保育実践において、実態に応じた子ども一人一人の心身の発達、学びを把握することの意義を実践と結び付けて説明できる。
2 子どもの体験、学びの過程において子どもを理解する上での基本的な視点を列挙することができる。
3 子どもを理解するための具体的な方法について、理由をつけて説明できる。
4 子どもの理解に基づく幼稚園教諭・保育士の援助や態度の基本について具体的な事例をイメージしながら説明できる。

授業内容の全体計画

第1回:子どもの実態に応じた発達の学びの把握(1)幼児教育・保育における子どもの理解の意義
第2回:子どもの実態に応じた発達の学びの把握(2)子どもの理解に基づく養護及び教育の一体的展開
第3回:子どもの実態に応じた発達の学びの把握(3)子どもに対する共感的理解と乳幼児・子どもとのかかわり
第4回:子どもを理解する視点(1)子どもの生活や遊び
第5回:子どもを理解する視点(2)幼児教育・保育の人的環境としての保育者(幼稚園教諭・保育士)と子どもの発達
第6回:子どもを理解する視点(3)子ども相互の関わりと関係づくり
第7回:子どもを理解する視点(4)集団における経験と育ち/葛藤やつまずき
第8回:子どもを理解する視点(5)幼児教育・保育の環境の理解と構成
第9回:子どもを理解する視点(6)環境の変化や移行
第10回:子どもを理解する方法(1)観察/記録/省察/評価
第11回:子どもを理解する方法(2)職員間の対話と連携
第12回:子どもを理解する方法(3)保護者との情報の共有と連携
第13回:子ども理解に基づく発達援助(1)発達の課題に応じた援助と関わり
第14回:子ども理解に基づく発達援助(2)特別な配慮を要する子どもの理解と援助
第15回:子ども理解に基づく発達援助(3)発達の連続性と就学への支援
定期試験

提出物は担当教員がチェックした後、返却する。
定期試験は成績手交日に各自に採点結果を提示し、解答例を掲示する。

授業時間外の学習(予習・復習等)

毎回、事前学習のためにテキストの該当箇所を指示するので、事例等について事前に考え、文章でまとめる。(各回0.5時間)
授業後は、テキスト、配布資料等をもとに授業内容を振り返り、理解を深め、保育実践で学ぶ視点を整理する。(各回0.5時間)

単位認定に関わる評価方法

定期試験 50% 提出物 30% 授業への取り組み姿勢・グループワーク等の参加度 20%

受講生に望むこと

授業では、視聴覚教材や事例の読み取り、実習等の振り返り等を通して学生が考え、討議し、発表することを大切にしながら授業をすすめます。学生の皆さんが主体的に参加できるようにグループワークを取り入れますので自分が考えたこと、学んだことを言葉にし、相手に伝えるとともに他者の意見を聞くスキルを高めてください。
なお、グループワークなどで知りえた他者の情報の取り扱いには十分に留意しましょう。

フィードバックの方法

課題は添削し返却する。
グループワーク等の発表は、その場でコメントする。

アクティブラーニング

各回のテーマに沿ったグループワークを行う。

テキスト

『子ども理解とカウンセリングマインド 保育臨床の視点から』 青木久子・間藤侑・河邉貴子編 萌文書林

参考文献

『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』 厚生労働省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育の対象理解に関する科目である。

オフィスアワー

火・15:00~16:30

保育臨床相談 (科目記号:EEK408)

寺川夫央

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

1 子ども理解についての知識を身に付け、考え方や基礎的態度を理解する。
2 幼児理解の方法を具体的に理解する。
3 保育にかかわるカウンセリングの理論について学ぶ。
4 カウンセリングの方法、保育臨床における教育相談(保育臨床相談)について学ぶ。

授業修了時の到達目標

1.子ども理解および保育臨床相談の意義を理解している。
2.子ども理解から発達や学びを把える原理を理解している。
3.子ども理解を深める、また、保育臨床相談における教師・保育者の基本的な態度を理解している。
4.子ども理解のための方法である観察の記録の意義や目的に応じた観察法等の基礎的な事柄を例示することができる。
5.個と集団の案系をとらえる意義や方法を理解している。
6 子どものつまずきを回りの幼児との関係やその他の背景から理解している。
7 保護者の心情と基礎的な対応の方法を理解している。
8.保育にかかわるカウンセリングマインドの意味するところがわかり、姿勢・態度として示すことができる。
9.保育臨床における事例を子どもや保護者の視点で考えることができる。
10.現代社会における子育て課題への対応について保育実践に関連づけて考察することができる。
11.グループワーク等に主体的に取り組み、協働しながらより良い学びにつなげることができる。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション 保育臨床相談の学び方 「現代社会と子どもの育ち」を考える
第2回 「保育の出発点としての子ども理解」「保育という場における子ども」について学ぶ
第3回 「子ども理解の方法」「保育というフィールドにおける子ども理解の方法」について学ぶ
第4回 「記録の実際」「当事者記録の意味」「個と全体をとらえる視点」について具体的に考える
第5回 「カウンセリングマインドとは」「カウンセリングマインドの実際」を理解する
第6回 「カウンセリングマインドのさまざま」「カウンセリングの具体的な手法」について理解する 
第7回 「臨床の知とは」「保育臨床への発想」について考察する
第8回 保育実践の中のカウンセリング1 事例1「子どもへの対応」について、具体的にグループで検討する
第9回 保育実践の中のカウンセリング2 事例2「保護者への対応」について、具体的にグループで検討する
第10回 保育実践の中のカウンセリング3 事例3「不適応と受容をめぐって」について、具体的にグループで検討する  
第11回 「理解者としての保育者」「遊びの援助者としての保育者」について保育実践と関連づけながら考察する
第12回 「心の拠り所としての保育者」「保育者としての育ち」について、自他の意見をふまえて考察する
第13回 「子どものSOSを読み取る」「関係の歪みと回復の過程」について、保育者としての基本的な姿勢・態度をふまえて考察する
第14回 「現代社会の中で変わる親、子、保育者の関係」「子育ての歪みを受け止める」について、保育実践と関連づけながら考察する
第15回 「子ども理解と統合保育」「外国人の子どもの理解と保育」について、多様な保育の課題を具体的に考える
 定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学修 毎回、事前学習のためにテキストの該当箇所を指示するので、事例等について事前に考え、ワークシートにまとめる(各回1.5時間)。
事後学修 テキスト、配布資料等をもとに授業内容を振り返り、理解を深め、保育実践で活かせるよう考察を文章でまとめる(各回1.5時間)。
授業テーマに沿った新聞・保育雑誌・ネット記事・文献等を検索し、要約をまとめる(各回1時間)。

単位認定に関わる評価方法

定期試験 50%
提出物(ワークシート等) 30%
授業への取り組み姿勢・グループワーク等への参加度(講義時の質疑応答 グループワークでの貢献度) 20%

受講生に望むこと

授業では、視聴覚教材や事例の読み取り、実習の振り返り等を通して学生が考え、討議し、発表することを大切にしながら授業をすすめます。学生の皆さんが主体的に参加できるようにグループワーク等を取り入れますので自分が考えたこと、学んだことを言葉にし、相手に伝えるとともに他者の意見を聞くスキルを高めること、さらに、話し合いの要点を整理することを心がけて参加してください。
なお、グループワークなどで知りえた他者の情報の取り扱いには十分に留意しましょう。

フィードバックの方法

授業時には、全体討議の中で学生の発言に対し、必要に応じてにコメントし、解説する。
提出物および定期試験は成績手交日に各自に採点結果のコピーを返却し、コメントする。

アクティブラーニング

毎回、各回のテーマに沿ったグループワーク、ロールプレイ等を実施し、全体討議を行う。2年次の科目であり、より全体討議と意見交換を重視して行う。 

テキスト

『子ども理解とカウンセリングマインド 保育臨床の視点から』 青木久子・間藤侑・河邉貴子 著 萌文書林

参考文献

『保育臨床相談』 小田豊・菅野信夫・中橋美穂 著 北大路書房
『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 編 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』 厚生労働省 フレーベル館
『ピアヘルパーハンドブック』 日本教育カウンセラー協会(編) 図書文化社
『ピアヘルパーワークブック』 日本教育カウンセラー協会(編) 図書文化社

実務経験の有無

臨床心理士、公認心理師、カウンセラーとして活動した実務経験を活かして、カウンセリングマインドの意味やそれを活かした保育者の姿勢・態度を解説する。

備考

本科目は教職に関する科目のうち生徒指導、教育相談及び進路指導等に関する科目、また、保育士養成における保育の対象理解に関する科目である。ピアヘルパー資格を取得するための要件単位でもある。

オフィスアワー

火・15:00~16:30

臨床心理学 (科目記号:EEK410)

寺川夫央

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

授業科目の目的・テーマ

本授業の目的は、臨床心理学の基礎的な知識、技法について理解すること、保育にかかわる臨床心理学について学ぶことである。また、臨床心理学を学ぶ上で、まず自己について理解を深め、適切に表現ができるようになることを目指す。

授業修了時の到達目標

1.臨床心理学の基盤となる考え方について、適切な言葉を用いて述べることができる。
2.臨床心理アセスメントの具体的な方法を説明することができる。
3.臨床心理学と保育実践の関連を考察することができる。
4.自分を含めた人間の行動や心のあり方を主体的に考えることができる。
5.自己理解を深め、自己の内面を適切に表現することができる。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション 臨床心理学とは何か
第2回 臨床心理学の基礎となる心理学 
第3回 精神分析と分析心理学
第4回 臨床心理アセスメント1 総論 作業検査法
第5回 臨床心理アセスメント2 質問紙法
第6回 臨床心理アセスメント3 投影法
第7回 心理療法1 総論 精神分析的療法  
第8回 心理療法2 クライエント中心療法
第9回 コミュニティ援助1 危機介入とコンサルテーション
第10回 コミュニティ援助2 少子化社会と子育て支援    
第11回 コミュニティ援助3 親子関係への援助を支える臨床心理学的理論背景
第12回 事例に学ぶ1 バウムテスト
第13回 事例に学ぶ2 風景構成法
第14回 事例に学ぶ3 箱庭療法
第15回 カウンセリングマインドと保育臨床

授業時間外の学習(予習・復習等)

期末レポート 50%
提出物 30%
授業への取り組み姿勢・グループワーク等への参加度 20%

単位認定に関わる評価方法

期末レポート 50%
提出物 30%
授業への取り組み姿勢・グループワーク等への参加度 20%

受講生に望むこと

自分のことを見つめなおすことは、面白さ、しんどさの両面があります。自らを今よりも知ることで他者のこともより知ることができます。臨床心理学を通して人間の心について考えてほしいと思います。なお、グループワークなどで知りえた他者の情報の取り扱いには十分に留意しましょう。

フィードバックの方法

授業時には、考察等の発言に対し、直後にコメントし、解説する。
提出物および期末レポートは各自にコピーを返却し、コメントする。

アクティブラーニング

毎回、各回のテーマに沿ったグループワークを実施し、全体討議を行う。 

テキスト

必要な資料を配布する

参考文献

『改訂版 臨床心理学概説』 馬場禮子(編) 放送大学教育振興会
『臨床心理学入門―理解と関わりを深める』 氏原寛・杉原保史(編) 培風館
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

臨床心理士・公認心理師としての実務経験を活かして、臨床心理学の知見を現場にどのように応用するかの視点を踏まえた内容とする。

備考

本科目は保育士養成における保育の対象理解に関する科目(選択科目)である。

オフィスアワー

火・15:00~16:30

子どもの食と栄養Ⅰ (科目記号:EEK303)

藤岡美智子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
必修科目 演習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

子どもの発育・発達と食生活の関係について理解するために栄養の基本的な知識を学び、保育者として必要な考察ができるようになる。
子どもに係る仕事をしていくためには、学びを自身に繋げられるよう前回学習したことが自分のものになっていっているか、確認しながら授業を進めていく。

授業修了時の到達目標

食べることの楽しさ、大切さを知り、保育者として子どもたちに食情報を伝えることができるようになる。

授業内容の全体計画

第1回 子供の健康と食生活の意義  朝食の大切さ   自己紹介
第2回 日本人の食事摂取基準    自分を知ろう、基礎代謝量の出し方と肥満(やせ、ふつう、肥満 )の自己の判定
   ①自己の判定のレポート提出
第3回 母性栄養 子どもの健康は、妊娠中の母親から決まること
第4回 人体の消化.吸収のしくみ  どのような消化ホルモンが分泌されているか
第5回 栄養素の種類とはたらき:  炭水化物 糖質と食物繊維からできており、脳は唯一糖質で働いていること
第6回 栄養素の種類とはたらき:  脂質 飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸          
第7回 栄養素の種類とはたらき:  たんぱく質 体たん白崩壊で私たちの体は崩れてくること
第8回 栄養素の種類とはたらき:  ビタミン・ミネラル 微量栄養素の欠乏症
第9回 栄養素の種類とはたらき:  水と食物繊維 水の役割とダイエッタリフアイバー
   ②各栄養素のはたらきのレポート提出と小テスト                      
第10回 熱中症の4つの病型  5月ごろから発症する熱失神 熱疲労  熱痙攣 熱射病を説明する。
   ③熱中症の4つの病型のレポート提出
第11回 食品群と栄養  3色食品群  四群点数法  6つの基礎食品  食事バランスガイド
第12回 子どもの味覚を決める味の五呈味   甘味、辛味、渋味、えぐ味、旨味  小テスト
第13回 乳児期の栄養と特徴1  離乳食の進め方:咀しゃく力の発達の遅れから、噛めない子が出ること 定期試験対策のまとめ
第14回 乳児期の栄養と特徴2  無菌操作法と終末殺菌法、乳幼児身体発育曲線 定期試験対策のまとめ
第15回 輸入食品の現状     フードマイレージと、世界の飢餓の子どもたち 飢餓とたん白質欠乏症を関連づける。各自5分で、自分の一番の学びを発表する。
定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学習:教本の該当ページを熟読し、用語を知っておくこと。(0.5時間×15回)
事後学習:授業後はノートを再度確認し、レポート、小テストに備える。(0.5時間×15回)
レポートは次回授業日で提出

単位認定に関わる評価方法

定期試験80%、小テスト、レポート提出で20%

受講生に望むこと

自信をもって活躍するためにも、自分を信じて積極的に授業に取り組もう。何事も自分です。

フィードバックの方法

毎回の学習で学んだことを重要ポイントとしてノートを自分のものに積み重ねていく。

アクティブラーニング

その日の学習後、グループディスカッションを行い、学んだ知識の共有を学生で行う。

テキスト

『子どもの食と栄養』監修 公益財団法人 児童育成協会 堤ちはる 藤澤由美子編 中央法規

参考文献

『子どもの食と栄養』  学建書院
『子どもの食と栄養』  中山書店
『オールガイド食品成分表2020』 実教出版
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育の対象の理解に関する科目である。

オフィスアワー

木・12:30~14:30

子どもの食と栄養Ⅱ (科目記号:EEK407)

藤岡美智子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

子どもの発育・発達と食生活の関係について理解するために栄養の基本的な知識を学び、保育者として必要な考察ができるようになる。

授業修了時の到達目標

食の大切さを知り、保育者として人間のライフステージを学ぶ。

授業内容の全体計画

第1回 幼児期の栄養と食事摂取基準  偏食、おやつの役割、弁当作りの注意点、幼児期の生活
第2回 学童期の栄養と食事摂取基準  学校給食の役割、虐待された子の心と精神の歪みについて ①幼児期、学童期のレポート提出 
第3回 思春期の栄養と食事摂取基準  インスタントもの、鉄欠乏性貧血、若者を狙う難病2つについて
第4回 成人期の栄養と食事摂取基準  成人期前半、後半の特徴、日本人の人口動態について      ② 思春期、成人期のレポート提出
第5回 老人期の栄養と食事摂取基準  どのようなものを食べてきたか、長寿の秘訣、精神の変化、咀嚼力について ③各自5分で、自分の一番の学びを発表する。
第6回 小児糖尿病と先天性代謝異常症 子供に多い1型糖尿病とⅡ型糖尿病の特徴 アミノ酸と糖による代謝異常 ④小児糖尿病のレポート提出と小テスト。       
第7回 施設における衛生管理と食中毒の予防、特定保健用食品 定期試験対策のまとめ
第8回 スポーツ栄養、人権12、人としてのマナーについて エネルギーの消費量と社会人としての心得                          
定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学習:教本の該当ページを熟読し、用語を知っておくこと。(各回2時間)
事後学習:授業後はノートを再度確認し、レポート、小テストに備える。(各回2時間)
     レポートは次回授業日で提出

単位認定に関わる評価方法

定期試験80%、小テスト、レポート提出で20%

受講生に望むこと

自信をもって活躍するためにも、自分を信じて積極的に授業に取り組もう。

フィードバックの方法

人生の大切なライフステージで学んだことを重要ポイントとして話し合う。

アクティブラーニング

その日の学習後、自由にグループディスカッションを行い、学んだ知識の共有を学生で行う。

テキスト

『子どもの食と栄養』監修 公益財団法人 児童育成協会 堤ちはる 藤澤由美子編 中央法規

参考文献

『子どもの食と栄養』  学建書院
『子どもの食と栄養』  中山書店
『オールガイド食品成分表2020』 実教出版
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育の対象の理解に関する科目である。

オフィスアワー

木・12:30~14:30

保育カリキュラム論 (科目記号:EEM301)

濱田栄子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
必修科目 講義 2単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

・教育課程および全体的な計画と指導計画の意義や基礎理論を理解するとともに、編成の方法について学ぶ。
・子どもの理解に基づく保育の過程(PDCAサイクル)について、その全体構造を捉え、理解する。

授業修了時の到達目標

・教育課程および全体的な計画と指導計画の意義や基礎理論および基本原理が説明できる。
・カリキュラム・マネジメントの意義と重要性を説明できる。
・全体的な計画と保育実践の関連性について説明できる。
・上記の内容を理解することにより、指導計画を作成することができる。

授業内容の全体計画

第1回 保育における計画の意義
第2回 日本におけるカリキュラムの基礎理論
第3回 子どもの理解に基づく保育の循環
第4回 保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領
第5回 幼稚園の教育課程の編成の基本原理と方法
第6回 保育所・認定こども園等の全体的な計画の作成と基本原理と方法
第7回 幼稚園の指導計画の作成
第8回 保育所・認定こども園の指導計画の作成
第9回 保育の評価
第10回 指導計画の書き方
第11回 0歳児の指導計画
第12回 1歳以上3歳未満児の指導計画
第13回 3歳児・4歳児の指導計画
第14回 5歳児の指導計画
第15回 小学校との接続
定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

・実習先や他園のいくつかの保育現場の計画を収集し、子ども観・保育観、また地域性などを調べ、保育における計画の理解を深めること。
・指定したテキスト及び資料を事前に読んでおくこと。学習した内容を振り返り次回の授業に臨むこと。
・事前学習:テキストを活用し、内容をノートにまとめる(各回2時間)。
・事後学習:授業時に配布されたレジュメに記載されている事項について、事前に学習した内容を含め自分の考えをまとめる(各回2時間)。

単位認定に関わる評価方法

定期試験60% レポート20% 授業への取り組み姿勢(意見発表等)20%

受講生に望むこと

講義中に、討議し発表する学習の場を取り入れる予定。積極的に授業に参加することを期待したい。

フィードバックの方法

課題やレポートは添削し、評価して返却する。

アクティブラーニング

問題解決的な学習やグループ学習を随時実施する。

テキスト

『教育・保育カリキュラム論』監修公益財団法人児童育成協会 編集千葉武夫 那須信樹 中央法規

参考文献

『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館
『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』内閣府・文部科学省・厚生労働省・フレーベル館

実務経験の有無

保育所で、保育士、所長等の勤務経験を活かして、保育現場での具体的なの課題への対応を含めた講義を行う。

備考

本科目は教職に関する科目のうち、教育の基礎的理解に関する科目であるり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。

オフィスアワー

水・12:30~14:00

幼児と人間関係 (科目記号:EEM411)

寺川夫央

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

1 幼児を取り巻く人間関係における現代的課題を理解する。
2 幼児の人間関係の発達について、幼稚園、保育所、こども園での生活における関係発達論的視点から理解する。

授業修了時の到達目標

1 幼児を取り巻く人間関係の現代的特徴、社会的背景を理解している。
2 人と関わる力の育ちがその後に続く一人ひとりの人生を支える力となることを理解している。
3 乳児期に育つ人と関わる力の発達について、身近な大人との関係から説明できる。
4 幼児期の遊びや生活の中で育つ人と関わる力の発達について、教師、保育者との関係、幼児との関係、集団の中での育ちを観点として説明できる。
5 「自立心」「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」「家族や地域との関わりと育ち(社会生活との関わり)」について、乳幼児の発達の姿と合わせて説明できる。
6 一人ひとりが主体性をもったグループワークを行い、他者と協働する意義を感じる。

授業内容の全体計画

第1回:現代社会と幼児の人間関係:自ら育ってきた社会と自らの人間関係の育ち 家庭・地域での経験と乳幼児の教育に期待されること
第2回:0、1、2歳児における人間関係の発達:重要な他者との関係を通しての育ち 身近な大人、家族や地域との関わりを通しての育ち
第3回:幼児期の遊びや生活の中で見られる人と関わる力の育ち:関係性の育ちの観点 個と集団の育ちの観点
第4回:乳幼児期の自立心の育ち:自立とは何か 自立への道 具体的な発達の姿にみる自立心の育ち
第5回:幼児期の協同性の育ち:目標を共有し協力してやり遂げようとする力の育ち 具体的な発達の姿にみる協同性の育ち
第6回:幼児期の道徳性・規範意識の芽生えと育ち:他者との葛藤体験を通してきまりの必要性を理解し、気持ちを調整し折り合いをつける力の育ち 具体的な発達の姿にみる道徳性・規範意識の芽生え 
第7回:乳幼児期に育みたい資質・能力と人間関係:乳児期、幼児期、学童期以降の育ちのつながり
第8回:乳幼児期の人間関係のひろがり:幼児の生活と遊びにおいて広がる場と関係性 幼稚園教諭、保育士として乳幼児期の子どもにどのように人とかかわる力を育むのか

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学修 幼稚園教育要領、保育所保育指針の指定箇所を学習する(各回1時間)。次回のグループワークのテーマについての個人ワークとして、自分の意見を文章でまとめる(各回0.5時間)
事後学修 授業内容の再学習(各回0.5時間)。授業内容のキーワードに関連する新聞記事、ネット情報等を検索し、それについての意見をまとめる(各回1時間)
レポート作成 テーマに沿ったレポート作成(5時間)

単位認定に関わる評価方法

各回の提出物(ワークシート等)の内容 30%、グループワークでの取り組み態度・姿勢 20%
全体討議への参加度と発表内容 20%  最終レポート 30%

受講生に望むこと

自分自身の人間関係の在り方を振り返りながら、領域「人間関係」について考えていきましょう。授業では、グループワークを取り入れます。2年次ということで、発言内容はもちろん、全体発表の積極性を期待します。なお、グループワークなどで知りえた他者の情報の取り扱いには十分に留意しましょう。

フィードバックの方法

レポート、提出物はコメントし、返却する。

アクティブラーニング

毎回、各回のテーマに沿ったグループワークを実施し、全体討議を行う。

テキスト

『新訂 事例で学ぶ保育内容 領域 人間関係』 塚本美知子編 萌文書林

参考文献

『幼稚園教育要領解説』  文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』  厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は教職に関する科目のうち、領域及び保育内容の指導法に関する科目であり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。
本科目を履修することが「保育内容「人間関係」の指導法」を受講する条件となる。

オフィスアワー

火・15:00~16:30

保育内容「健康」の指導法 (科目記号:EEM306)

相澤みゆき

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

・乳幼児の発達や学びの過程を理解し、具体的な保育を想定した保育を構想する方法を身に付ける。
・領域「健康」の特性をもとに情報機器及び教材を活かし具体的な指導方法を身に付ける。

授業修了時の到達目標

乳幼児期の健康に関わる生活習慣や心身の発育・発達、運動発達の特徴が説明できる。
幼児の安全管理・安全教育・健康管理に関する基本的な考え方を理解している。
乳幼児・領域「健康」の幼児が経験し身に付けていく内容と指導上の留意点を理解している。
領域「健康」に関わる具体的な指導場面を想定した保育を構造する方法が考えられるようになる。
幼児が経験し身につけていく内容の関連性や小学校教育とのつながりを理解している。

授業内容の全体計画

第1回 領域「健康」のねらい及び内容
第2回 乳幼児の生活環境と健康  
第3回 乳幼児の生活習慣を支える援助  
第4回 幼児の健康維持・増進のための身体活動(学外授業) 
第5回 保育における運動指導と留意点
第6回 健康な心と体を育む保育の構想
第7回 小学校教科とのつながり
第8回 保育における領域「健康」 
第9回 領域「健康」と保育実践 ~計画立案~
第10回 領域「健康」と保育実践 ~教材研究~
第11回 領域「健康」と保育実践 ~準備~
第12回 領域「健康」と保育実践 ~発表~
第13回 遊びとしての運動 ~安全管理と安全教育~
第14回 遊びとしての運動 ~保育実践における留意点~
第15回 領域「健康」をめぐる現代課題と保育実践

授業時間外の学習(予習・復習等)

シラバスに記載のテキスト範囲及び資料を事前に読み、専門用語の意味を調べ理解しておくこと。(各回0.5時間)
学習した内容を振り返りノートにまとめ、次回の授業に臨むこと(各回0.5時間)
幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の領域「健康」を熟読する。(3時間)

単位認定に関わる評価方法

授業内課題 50% 模擬保育の発表内容および振り返り 40% 授業への参加姿勢 10%

受講生に望むこと

自分自身の生活習慣を整え健康な身体つくりを日頃から心がけること。
実習及び地域と子育て支援の授業の際は積極的に子どもと関わることで子ども理解を深め、授業に活かして下さい。

フィードバックの方法

課題は添削し返却する。
保育実践の計画~振り返りまではその場でコメントする。

アクティブラーニング

第6~8回は実践を踏まえた運動遊びを行う。
第9~12 回は模擬保育を想定し計画から発表までを個々で行う。
第10~13回は模擬保育に向けての準備から発表をグループで行う。

テキスト

『新時代の保育双書 保育内容 健康 第3版』 編集代表 春日晃章 みらい

参考文献

『子どもと健康』   菊池秀範・石井美晴 編  萌文書林
『保育内容・領域 健康』 清水将之・相樂真樹子 編著 わかば社
『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館
『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』内閣府・文部科学省・厚生労働省・フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は教職に関する科目のうち、保育内容の指導法に関する科目であり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。

オフィスアワー

火・12:30~14:30

保育内容「人間関係」の指導法 (科目記号:EEM411)

十河治幸

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 1単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

幼稚園養育要領に示された領域「人間関係」のねらい及び内容について、幼児の姿と保育実践とを関連させて理解を深める。そのうえで、幼児の発達にふさわしい主体的・対話的で深い学びを実現する保育を具体的に構想し、実践する方法を身につける。

授業修了時の到達目標

1 幼稚園教育要領における幼稚園教育の基本、領域「人間関係」のねらい及び内容並びに全体構造を理解している。
2 領域「人間関係」のねらい及び内容を踏まえ、自立心を育て、人と関わる力を養うために必要な、幼児が経験し身に付けていく内容と保育の留意点を理解している。
3 幼稚園教育、保育における評価の考え方を理解している。
4 幼児期の集団生活を通して様々な人と関わる経験と、小学校以降の生活や教科等とのつながりについて理解している。
5 幼児の特徴を踏まえた教材研究や環境の重要性を理解し、保育構想に活用することができる。
6 領域「人間関係」の特性および幼児の体験との関連を考慮した教材の効果的な活用法を理解し、保育構想に活用することができる。
7 情報機器について、幼児の体験との関連を考慮しながら活用するなど教材の効果的な活用法の留意点を理解している。
8 指導案の作成、模擬保育、振り返りを通して、保育を改善する視点を身に付けている。
9 領域「人間関係」の特性に応じた現代的課題や保育実践の動向を知り、保育構想の向上に取り組むことができる。
10 一人ひとりが主体性をもち、グループワーク等を通して、協働することでより良い学びに貢献することができる。

授業内容の全体計画

第1回:領域「人間関係」のねらい及び内容、全体像をつかむ  領域「人間関係」と他領域との関係
第2回:保育者と子どもとの信頼関係の築きと園生活における安定感を形成する援助のあり方を考える
第3回:自立心を育む援助と環境構成を考える 3歳未満児 ~計画立案~
第4回:友だちと遊びを楽しむ中で多様な感情を経験し、自他の気持ちに気付く援助のあり方を考える 3歳未満児 ~教材研究(情報機器の活用を含む)~
第5回:自分の気持ちを調整する力を育む援助のあり方を考える 3歳未満児~模擬保育~
第6回:ルールのある遊びと援助のあり方を考える 3歳未満児~ふり返り~
第7回:個と集団の育ちを考える 
第8回:協同遊びの中で育ち合う長期的な保育の展開を考える 3歳以上児 ~計画立案~ 
第9回:幼児同士のかかわりあいと間接的な援助のあり方を考える 3歳以上児 ~教材研究(情報機器の活用を含む)~
第10回:幼児にとって意味のある行事のねらいと活動を考える 3歳以上児~模擬保育~
第11回:幼稚園、小学校の交流活動を考える 3歳以上児 ~ふり返り~
第12回:幼児期の終わりまでに育ってほしい姿と小学校以降の生活や学習で生かされる力
第13回:幼児期に経験させたい地域の人との関わりを考える
第14回:多様な人、多様な子どもとの中で豊かに生きる子どもに
第15回:領域「人間関係」をめぐる現代的課題と保育実践

授業時間外の学習(予習・復習等)

授業(15回)を通じて、幼稚園教育要領、保育所保育指針の確認、見直し(5時間)。
グループでの指導案の作成と教材研究(5時間)。
最終レポートの作成(5時間)。

単位認定に関わる評価方法

授業内課題(グループでの指導案の立案、模擬保育のロールプレイ等)40% テーマに応じたレポート(体裁、量、内容) 40% 授業への取組みに対する意欲や態度(主体性・積極性) 20%

受講生に望むこと

幼稚園実習、保育所実習を振り返りながら、領域「人間関係」について考えていきましょう。授業では、グループワーク、ロールプレイを取り入れます。2年次ということで、発言内容はもちろん、全体発表の積極性を期待します。なお、グループワークなどで知りえた他者の情報の取り扱いには十分に留意しましょう。

フィードバックの方法

授業時には、ロールプレイ、グループワークの全体討議等の発言に対し、直後にコメントし、解説する。
提出物および期末レポートは各自にコピーを返却し、コメントする。

アクティブラーニング

毎回、各回のテーマに沿ったグループワーク、ロールプレイを実施し、全体討議を行う。2年次の科目であり、より全体討議と意見交換を重視して行う。 

テキスト

『新訂 事例で学ぶ保育内容 領域人間関係』 塚本美知子編 萌文書林

参考文献

『幼稚園教育要領解説』  文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』  厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は教職に関する科目のうち、保育内容の指導法に関する科目であり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。
本科目の受講は「幼児と人間関係」の履修を前提とする。

オフィスアワー

木・13:00~14:30

保育内容「環境」の指導法 (科目記号:EEM307)

濱田栄子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

・領域「環境」のねらい及び内容について、専門的事項についての基礎知識を身に付ける。
・「環境」に関する基本的理論を踏まえ、幼稚園・保育所・認定こども園などにおける実践の展開を学ぶ。
・「環境」を人的環境・物的環境・自然環境・社会的環境の視点から捉え、子どもにとってふさわしい環境を考える。

授業修了時の到達目標

・乳幼児の発達における「環境」の重要性を理解する。
・乳幼児の発達にとって適切な「環境」とは何かを考え、伝えられる。
・自然事象や動植物に興味や関心をもっている子どもに、それを支える保育者としての関わりができる。

授業内容の全体計画

第1回 幼児教育の基本「環境を通しての保育」の捉え方
第2回 オペレッタ活動を豊かに楽しめる環境作り
第3回 子どもの発達と環境 ①植物や生き物に触れる 
第4回 0歳児の発達と環境 ②植物や生き物に触れる 
第5回 1歳以上3歳未満児の発達と環境③植物や生き物に触れる
第6回 3歳以上児の発達と環境 
第7回 5歳児の発達と小学校との接続
第8回 園内環境 安心できる環境 夢中になれる環境
第9回 園外環境(さんぽ ネイチャーゲーム)
第10回 地域環境との関わり
第11回 多文化・障害のある子どもの環境
第12回 自然との関わり④植物や生き物に触れる 
第13回 物語のイメージを形にする活動(オペレッタ)
第14回 生活や遊びを豊かにする環境作り(オペレッタ)
第15回 生活や遊びを豊かにする環境作りICT機器を活用した発表

授業時間外の学習(予習・復習等)

・発達に応じた玩具や遊びの内容等の資料を収集する。(各回0.5時間)
・実践活動等の振り返りのレポート作成をする。(各回0.5時間)

単位認定に関わる評価方法

レポート等の課題50% グループワーク等の参加度50% 

受講生に望むこと

・自ら山あそび・ハイキング等、自然の中で、自然に触れる楽しさを味わいましょう。
・SDGsを意識し、自分のできる範囲での活動を行い、環境問題についての意識を高めましょう。

フィードバックの方法

レポート・課題は添削し評価して返却する。

アクティブラーニング

・フィールドワークの視点を持って実際に保育所等に行き、子どもの発達に応じた玩具・遊具などを具体的に調べる。
・グループワークで教材研究に取り組む。

テキスト

領域「環境」 無藤隆監修 福元真由美編者代表 萌文書林

参考文献

『 事例と演習でよくわかる保育内容「環境」』駒井美智子・横山文貴 編著 中央法規
『幼保連携認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『未来を変える目標SDGsaアイデアブック』 編著一般社団法人Think the Earth監修蟹江憲史 
『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年告示』  文部科学省 / 厚生労働省 / 内閣府 チャイルド本社

実務経験の有無

保育所勤務:保育士としての経験を活かして、実践事例や日常的な課題などを盛り込んで講義をする。

備考

本科目は教職に関する科目のうち、教育課程及び指導法に関する科目であり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。

オフィスアワー

水・12:30~14:00

保育内容「身体表現」の指導法 (科目記号:EEM408)

大野典子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

リズム体操やボール・パラバルーンを使った体操の創作活動を通して年間行事の発表会・運動会・体力作りに必要な作品づくりや種目構成ができるようになる。
また、保育内容「身体表現」に関する適切な指導方法を身につけることを目標とする。

授業修了時の到達目標

幼稚園教育における年間行事の発表会・運動会・体力作りに必要な作品づくりや種目構成を習得するために、身体表現を中心とした創作活動を実践し、個々の感性や表現力を生かした
発表作品や種目構成をもとに身体表現の指導ができるようになる。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション・幼稚園教育要領のねらいを踏まえ行事に応じた作品制作の計画を立てる。
第2回 領域「表現」のねらいと内容を踏まえたをリズム体操の創作活動(選曲・動きづくり)を行う。
第3回 リズム体操の創作活動を行い、作品を完成させ発表・評価を行う。  
第4回 領域「表現」のねらいと内容を踏まえたをボール使った体操の創作活動(選曲・動きづくり)を行う。
第5回 ボールを使った体操の創作活動を行い、作品を完成させ発表・評価を行う。
第6回 領域「表現」のねらいと内容を踏まえたパラバルーンの使い方を学び、パラバルーンを使った運動会集団演技の創作活動(選曲・動きづくり)を行う。 
第7回 パラバルーンを使った運動会集団演技の創作活動を行い、作品を完成させ発表・評価を行う。
第8回 小学校以降の体育等の教科とのつながりを考慮した具体的な指導場面を想定し、運動会競技種目の演技図を作成する。

授業時間外の学習(予習・復習等)

1)幼稚園・保育園における発表会・運動会・体力づくりの場面で実践されているリズム体操を調べる。(10時間)
2)授業で実施したリズム体操の創作活動をレポートにまとめる。(2時間)
3)グループでリズム体操の創作と発表に向けて練習する。(2時間)
4)授業で実施したボールを使った体操の創作活動をレポートにまとめる。(2時間)
5)グループでボールを使った体操の創作と発表に向けて練習する。(2時間)
6)授業で実施したパラバルーンを使った運動会集団演技の創作活動をレポートにまとめる。(2時間)
7)グループでパラバルーンを使った運動会集団演技の創作と発表に向けて練習する。(2時間)
8)幼稚園・保育園で行われている運動会競技種目について調べる。(8時間)

単位認定に関わる評価方法

提出レポート50%  授業中に行う実技テスト30% 授業態度(積極的な参加等)20% 

受講生に望むこと

教育現場で実践できる基礎知識を深めるため、意欲的な姿勢を望む。

フィードバックの方法

実技試験に関して、その場でコメントする。
毎時間のレポートは添削し、評価して返却する。

アクティブラーニング

第2回から7回までの創作活動・発表をグループ・ワークで行う。

テキスト

特になし

参考文献

『保育所保育指針解説書』厚生労働省  フレーベル館
『幼稚園教育要領解説』 モンブ科学省  フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は教職に関する科目のうち、保育内容の指導法に関する科目であり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。

オフィスアワー

授業終了後に教室で質問を受け付ける

保育内容「造形表現」の指導法 (科目記号:EEM412)

川村高弘

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

保育現場において子どもとともに楽しめる表現活動を造形表現の立場から計画及び実践し、
子どもの遊びや活動、イメージを豊かにするための援助に必要な知識や技術を修得する。
また、子どもの造形表現活動を支えるための教材等の活用について、保育の環境構成を踏まえながら研究する。

授業修了時の到達目標

1.幼稚園教育要領における表現領域のねらいや内容について理解できる。
2.子どもの表現の発達過程について理解できる。
3.子どもの造形的表現活動の教材について研究する方法を学ぶ。
4.子どもの表現を総合的にとらえる視点を学ぶ。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション、保育内容領域「表現」について
第2回 乳幼児期における描画表現の発達について
第3回 造形表現指導法の実際1(粘土を使った造形表現)
第4回 造形表現指導法の実際2(はさみ等の道具を使った造形表現)
第5回 造形表現指導法の実際3(造形表現における共同について)
第6回 造形表現指導法の実際4(身近な素材を使った造形表現)
第7回 造形表現指導法の実際5(造形表現におけるさまざまな技法)
第8回 造形表現における援助の課題について考える

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学修:次時の活動のために必要な技法や材料について調べる。(各回1時間)
事後学修:班で話し合われた内容及び、作品制作などの活動をファイルにまとめる。(各回3時間)

単位認定に関わる評価方法

作品制作(35%)、作品制作まとめ(35%)、レポート課題(30%)等で総合的に評価する。

受講生に望むこと

また、授業には実際に保育に取り組もうとする気持ちで積極的に参加すること。
さらに、日頃から保育に関する問題についての情報をニュースや新聞等で得るようにしておいてくことが望ましい。

フィードバックの方法

課題は提出後、添削して返却する。

アクティブラーニング

制作及びグループ活動については、その都度、意見交換を行う。

テキスト

特になし。
資料は随時、必要に応じて配付する。

参考文献

『保育内容「表現」』小林紀子・砂上史子・刑部育子著 ミネルヴァ書房

『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年告示』  文部科学省 / 厚生労働省 / 内閣府 チャイルド本社

実務経験の有無

幼稚園現場での実務経験を活かして、造形表現の総合的な指導を行う。

備考

授業は制作が中心のため、汚れてもよい格好で参加すること。
また、制作に必要な画材として、クレヨンもしくはクレパス1セット、水彩道具一式(絵の具、筆、パレット、水入れ等)、
ハサミ、スティックのりは持参すること。
さらに、スマートフォンの使用については、調べ学修の際は許可する場合もあるが、それ以外での使用は控えること。

本科目は教職に関する科目のうち、保育内容の指導法に関する科目であり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。

オフィスアワー

授業終了後に教室で質問を受け付ける。

保育内容「音楽表現」の指導法Ⅱ (科目記号:EEM309)

十河治幸

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義および演習、グループ発表 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

リズム運動や音楽に合わせた即興表現を実践し、保育実践での表現の幅を広げる。
グループでの体験や方法の話し合いを通して、協力したり励ましあうことの大切さを体験する。

授業修了時の到達目標

リズム運動や音楽に合わせた即興表現を習得することで、豊かな表現力と指導力を身に付けることができる。
またリーダとしての個人の役割とグループでの個人の役割を体験することで,保育者側の音楽の使い方と子ども側の音楽の感じ方を体験できる。

授業内容の全体計画

第1回 表現AⅠの振り返りとリトミックのねらいを理解する。
第2回 乳幼児の音楽的成長と発達を理解する。 
第3回 1歳のリトミックを通して乳幼児の音楽的成長と発達を理解する(言葉とリズム)
第4回 2歳のリトミックを通して体を使った遊び歌を体験する(歩行、拍、休止)
第5回 2歳のリトミックを通して体を使った遊び歌を体験する(方向転換、かけ足)
第6回 3歳のリトミックを通して体を使った遊び歌を体験する(拍子、ギャロップ)
第7回 3歳のリトミックを通して体を使った遊び歌を体験する(ステップ、ポルカ)
第8回 4歳のリトミックを通して体を使った遊び歌を体験する(スキップ、音の高低と大小)
第9回 4歳のリトミックを通して体を使った遊び歌を体験する(多彩なリズム、拍子と動作)
第10回 5歳のリトミックを通して体を使った遊び歌を体験する(フレーズとリズム)
第11回 5歳のリトミックを通して体を使った遊び歌を体験する(音楽と即興的表現)
第12回 指揮法と拍子・表現
第13回 音楽活動の指導案を書く(グループ分け・指導案のシェア)
第14回 音楽活動のプレゼンテーション(グループ1)
第15回 音楽活動のプレゼンテーション(グループ2)
実技試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

教科書に書かれた内容と、幼児の音楽的な表現活動の関連性を確認する(1時間)。

単位認定に関わる評価方法

実技試験 60%  提出物 20% 授業への参加度(主体性・態度)20%

受講生に望むこと

活動中心の授業形態であるため、指示に従い速やかに行動する。
グループでの活動は、全員が積極的に参加すること。

フィードバックの方法

提出物は各自にコピーを返却し、コメントする。

アクティブラーニング

毎回グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションを行う。

テキスト

『幼児のための音楽教育』 教育芸術社  
『1~5歳のかんたんリトミック』 ナツメ社

参考文献

『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年告示』  文部科学省 / 厚生労働省 / 内閣府 チャイルド本社

実務経験の有無

病院勤務時、音楽療法を行った経験を活かしてリズム、手拍子、歌唱の実技指導をする。

備考

本科目は教職に関する科目のうち、保育内容の指導法に関する科目であり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。

オフィスアワー

木・13:00~14:30

乳児保育Ⅱ (科目記号:EEM321)

相澤みゆき

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

・3歳未満児の発育・発達の過程や特性を踏まえた援助や関わりをの基本的な考え方について理解する。
・養護および教育の一体性を踏まえ、3歳未満児の子どもの生活や遊びと保育の方法及び環境について具体的に理解する。
・乳児保育における配慮の実際について、具体的に理解する。
・上記の3つを踏まえて、乳児保育における計画の作成について、具体的に理解する。

授業修了時の到達目標

・3歳未満児の発育・発達の過程や特性を踏まえた援助や関わりをの基本的な考え方について説明できる。
・3歳未満児の発育・発達を踏まえた生活と遊びが考えられるようになる。
・3歳未満児の生活や遊びを支える環境構成の意味が説明できる。
・3歳未満児の短期的な指導計画が作成できる。

授業内容の全体計画

第1回 乳児保育の意義 
第2回 0~3歳までの発育・発達
第3回 子どもの発達理解と保育者の援助
第4回 乳児保育の基本 食事・排泄の援助と環境
第5回 乳児保育の基本 睡眠・休息・着脱の援助と環境
第6回 乳児保育の基本 清潔に関する援助と環境
第7回 乳児保育における健康と安全
第8回 乳児の保育内容と遊び
第9回 1歳以上3歳未満児の保育内容と遊び
第10回 乳児保育を支える連携
第11回 長期的な指導計画と短期的な指導計画
第12回 個別的な指導計画と集団の指導計画
第13回 短期的な指導計画の準備
第14回 短期的な指導計画の作成
第15回 短期的な指導計画の発表

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学修(各回0.5時間)
・シラバスに記載のテキスト範囲及び資料を事前に読み、専門用語の意味を調べ理解しておくこと。
事後学修(各回0.5時間)
・学習した内容を振り返りノートにまとめ、次回の授業に臨むこと。
・3歳未満児の発達過程及び保育士の配慮について保育所保育指針をもとに復習しておくこと。

単位認定に関わる評価方法

授業内課題60% 授業への参加度40% 

受講生に望むこと

実習及び地域と子育て支援の授業の際は積極的に子どもと関わることで子ども理解を深め、授業に活かして下さい。

フィードバックの方法

課題は添削し返却する。
グループワーク、発表については、その場でコメントする。

アクティブラーニング

グループワーク、発表

テキスト

『演習で学ぶ乳児保育』善本眞弓編著 小山朝子・亀崎美沙子著 わかば社
『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館

参考文献

『子どもの「やりたい!」が発揮される保育環境』宮里暁美監修 学研
『乳児院運営ハンドブック』厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 家庭福祉課
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。

オフィスアワー

火・12:30~14:30

社会的養護Ⅱ (科目記号:EEM314)

泉浩徳

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

社会的養護の概念と基本的な理念について学ぶ。あわせて制度の現状と課題を把握し社会的養護の実際と方向性を理解する。また、SNSや新聞記事などを活用し、現在の児童福祉の課題を考える。授業を通して、子どもの権利についての理解を深める。

授業修了時の到達目標

○社会的養護の理念と制度について理解を深める。
○子どもの人権についての理解を深める。
○社会的養護の対象や具体的な施設などの運営について知る。
○保育士としての価値観、倫理観を身につける。
○現在の社会状況の中での社会的養護の課題を把握する。

授業内容の全体計画

第1回  社会的養護の基本原理及び機能と枠組み
第2回  社会的養護の歴史的変遷・施設養護の実際
第3回  児童の権利擁護と社会的養護
第4回  社会的養護の制度と法体系・実施体系
第5回  社会的養護の専門職・実施者
第6回  社会的養護における保育士等の倫理と責務
第7回  社会的養護の支援の計画と内容(記録と評価)
第8回  施設入所と個別支援計画
第9回  社会的養護施設による日常生活支援(インケア)
第10回  障害児入所施設における日常生活(インケア)
第11回  自立支援と退所後の支援(リービングケア・アフターケア)
第12回  社会的養護にかかわる専門職と専門技術
第13回  学習・学校にかかわる専門的技術
第14回  対人関係・社会的生活にかかわる専門的技術
第15回  児童相談所の機能と実際
定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

子どもが権利の主体であることを確認し、子どもを取り巻く社会環境に目を向け、ひとり親や児童虐待など課題や事故が起こる背景などを学ぶため、新聞やニュース、 SNS等に積極的に目を通す習慣をつける。

・事前学習(各回0.5時間)
   初回授業で配布した詳細シラバスに記載の次回の教科書範囲を熟読する。
 ・事後学習(各回0.5時間)
   毎回実施の復習小テストで誤った箇所をもう一度学習する。
   毎回のレジュメを基に授業の要点をノートにまとめる

単位認定に関わる評価方法

レポート40%、小テスト40% 授業参加態度20%

受講生に望むこと

自主性をもって授業に臨むこと

フィードバックの方法

復習小テストは、その場で解答を解説する。

アクティブラーニング

各演習において、グループディスカッション

テキスト

『社会的養護Ⅱ』 相澤仁 村井美紀 大竹智 中央法規

参考文献

『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育の本質・目的の理解に関する科目である。

オフィスアワー

木・10:20~12:20

子育て支援 (科目記号:EEM415)

濱田栄子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

保育者における子育て支援について、様々な事例に即した支援の方法や技術を学ぶ。
多様な子育て支援家庭を理解し、多角的な視点を育てる。

授業修了時の到達目標

1 様々な場や対象に即した子育て支援の方法や技術が必要であることを理解する。
2 子育て支援の重要性を理解し多角的な視野が必要であることを理解する。
3 自ら行うことができる子育て支援とは何か考えることができる。
4 子育て支援は専門機関・保育者等の協働で行うことを理解する。

授業内容の全体計画

第1回 子どもの保育と共に行う保護者の支援
第2回 日常的・継続的な関わりを通じた保護者との相互理解と信頼関係の形成
第3回 保護者や家庭のかかえる支援のニーズへの気付きと多面的な理解
第4回 子どもおよび保護者の状況・状態の把握
第5回 支援の計画と環境の構成
第6回 支援の実践・記録・評価・カンファレンス
第7回 職員間の連携・協働の必要性
第8回 社会資源の活用と自治体・関係機関や専門職との連携や協働
第9回 保育所などにおける支援
第10回 地域の子育て家庭に対する支援
第11回 障害のある子どもおよびその家庭に対する支援
第12回 特別な配慮を要する子どもおよび家庭に対する支援
第13回 子どもの虐待の予防と対応
第14回 要保護児童などの家庭に対する支援
第15回 多様な支援ニーズをかかえる子育て支援家庭の理解
定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

・テキスト課題のレポート作成。(1時間×5回)
・グループで課題演習(おたのしみ会)に向けて事前学習を行う。(4時間)
・新聞・インターネット等から子育て支援に関するニュースや資料等の収集をする。(1 時間×6回))

単位認定に関わる評価方法

・定期試50% レポート20% 授業への取り組み意欲・態度30%

受講生に望むこと

新聞・ニュース等を読み、子育てに関する記事をチエックしましょう。

フィードバックの方法

レポート・事前学習は添削し評価して返却する。

アクティブラーニング

・課題演習について、グループディスカッションなどで意見を出し合い、発表をする。

テキスト

子育て支援 監修公益財団法人児童育成会 編集 西村重稀、青井夕貴 中央法規出版

参考文献

「保育所保育指針解説書」厚生労働省 フレーベル館
「幼稚園教育要領解説」 文部科学省 フレーベル館
「幼保連携認定こども園教育・保育要領解説」 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
子育て支援と心理臨床 監修子育て支援合同委員会 編集子育て支援と心理臨床編集委員会 福村出版

実務経験の有無

保育所において、保育士・所長等の勤務経験を活かして、実践事例や日常的な課題などを盛り込んで講義する。

備考

実践事例などの個人情報について守秘義務があります。
本科目は、保育士養成における保育内容・方法に関する科目である。

オフィスアワー

水・12:30~14:00

器楽Ⅲ (科目記号:EES310)

十河治幸・木村真由美・稲田みな子・越智佳織

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 実習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

幼児教育・保育に必要とされる弾き歌いの演奏技能を高めることで、より豊かな表現力を身に付けることができる。

授業修了時の到達目標

1.こどもの歌の弾き歌いでは指定曲5曲、自由選択曲10曲をすべて演奏することができる。
2.合格曲に関しては、いつでも自信を持って演奏することができる。

授業内容の全体計画

第1回  弾き歌い①「しゃぼんだま」:個人指導を通して技能の向上を図る
第2回  弾き歌い②「ありさんのおはなし」:個人指導を通して技能の向上を図る
第3回  弾き歌い③「おつかいありさん」:個人指導を通して技能の向上を図る
第4回  弾き歌い④「とけいのうた」:個人指導を通して技能の向上を図る
第5回 弾き歌い⑤「ふじぎなポケット」:個人指導を通して技能の向上を図る
第6回 中間テスト1:上記①~⑤の楽曲から当日指定した2曲を弾き歌いする
第7回  弾き歌い:自主選曲※-個人指導を通して技能の向上を図る  
第8回  弾き歌い:自主選曲-個人指導を通して技能の向上を図る  
第9回  弾き歌い:自主選曲-個人指導を通して技能の向上を図る
第10回 弾き歌い:自主選曲-個人指導を通して技能の向上を図る
第11回 中間テスト2:自主選曲5曲の中から当日指定した2曲を弾き歌いする
第12回 弾き歌い:自主選曲-個人指導を通して技能の向上を図る
第13回 弾き歌い:自主選曲-個人指導を通して技能の向上を図る
第14回 弾き歌い:自主選曲-個人指導を通して技能の向上を図る
第15回 弾き歌い:自主選曲-個人指導を通して技能の向上を図る
   定期試験:自主選曲5曲の中から当日指定した2曲を弾き歌いする
 
※自主選曲については基本的には自由だが一定の基準がある。実習先の指定曲や曲のアレンジの難易度によって決定する

授業時間外の学習(予習・復習等)

指定された課題曲について、授業1回あたり1時間の練習を目安とするが、1日30分は練習することを目標とする。
ピアノの練習は毎日の積み重ねが大切。空き時間にはピアノ練習室を活用すること。
長期休暇中においてはこれまでの課題の復習と次回の課題を予習しておくこと。
 

単位認定に関わる評価方法

弾き歌い実技試験60%・課題の取り組み20%・受講態度20%

受講生に望むこと

計画を立てて練習し,レッスンに臨むこと。明らかに練習不足の場合は別日に補習を行う

フィードバックの方法

実技試験については、個人指導の中で助言する。

アクティブラーニング

個人レッスンがメインだが,レッスン日までにどのように練習し,時間を決め,課題をこなすのかを計画を立てて実行する。また試験時や適宜他の学生の演奏を聴き,自身の表現との違いやいい点悪い点を見出す

テキスト

『保育実用書シリーズ『いろいろな伴奏で弾ける選曲 こどものうた100』 小林美実 チャイルド本社
『弾きながらコード・ネームが学べる やさしいピアノ伴奏法』 桶谷弘美 音楽之友社

参考文献

特になし

実務経験の有無

備考

鍵盤楽器を演奏するため、爪を長く伸ばしての受講は厳禁とする。

本科目は教職に関する科目のうち、大学が独自に設定する科目であり、保育士養成における保育内容方法に関する科目である。

オフィスアワー

十河 木・13:00~14:30
木村、稲田、越智 授業終了後に教室で質問を受け付ける

器楽Ⅳ (科目記号:EES411)

十河治幸

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

幼児教育・保育に必要とされる弾き歌いの演奏技能を高めることで、より豊かな表現力を身に付けることができる。
この授業は器楽Ⅰ・Ⅱ・Ⅲに連続し,後期に入り弾き歌いの技術や表現を継続して学びたいという主体性のある学生に対し行う。これまでのマンツーマンの講義ではなく,各自が他の人の前で演奏する機会を増やし,その演奏を他の学生と共有することを目的とする。弾き歌いの完成度を上げることが目的ではあるが,他の人の弾き歌いを聴いて,どこが良くてどこが悪いのか,教員とのレッスンを聴いて自分との違いや共通点が何か,双方向の学びを得ることが最たる目的である。

授業修了時の到達目標

弾き歌いをそつなくこなし,歌の終わりまで子どもたちを観察しつつ歌いきることができる

授業内容の全体計画

第1回 弾き歌い:自主選曲 (オリエンテーション)
第2回 弾き歌い:自主選曲 (個人レッスンとグループディスカッション)
第3回 弾き歌い:自主選曲 (個人レッスンとグループディスカッション)
第4回 弾き歌い:自主選曲 (実践形式による中間発表会とグループディスカッション)
第5回 弾き歌い:自主選曲 (個人レッスンとグループディスカッション)
第6回 弾き歌い:自主選曲 (個人レッスンとグループディスカッション)
第7回 弾き歌い:自主選曲 (個人レッスンとグループディスカッション)  
第8回 弾き歌い:自主選曲 (実践形式による最終発表会とまとめ)

   定期試験:自主選曲5曲の中から当日指定した1曲を弾き歌いする
 
※自主選曲については基本的には自由だが一定の基準がある。実習先の指定曲や曲のアレンジの難易度
 によって決定する

授業時間外の学習(予習・復習等)

指定された課題曲について、授業1回あたり4時間の練習を目安とするが1日30分は練習することを目標とする。
ピアノの練習は毎日の積み重ねが大切。空き時間にはピアノ練習室を活用すること。
長期休暇中においてはこれまでの復習と次回の課題を予習しておくこと。

単位認定に関わる評価方法

弾き歌い実技試験60%・課題の取り組み20%・受講態度20%  

受講生に望むこと

毎回の授業までに,ここまでは仕上げてきたという目標を決めて練習し,授業に臨むこと。

フィードバックの方法

実技試験については、個人指導の中で助言する。

アクティブラーニング

授業は個々の弾き歌いを他の受講生も共に聴き,人前で弾くという緊張感に対する対応力と場数を踏むことも目的としている。
そのためレッスン日までにどのように練習し,時間を決め,課題をこなすのかを計画を立てて実行する。
また毎回の講義,そして試験時は他の学生の演奏を聴き,自身の表現との違いやいい点悪い点をグループで話し合い,よりよくするための方法を見出す

テキスト

『保育実用書シリーズ『いろいろな伴奏で弾ける選曲 こどものうた100』 小林美実 チャイルド本社
『弾きながらコード・ネームが学べる やさしいピアノ伴奏法』 桶谷弘美 音楽之友社

参考文献

特になし

実務経験の有無

備考

鍵盤楽器を演奏するため、爪を長く伸ばしての受講は厳禁とする。

本科目は教職に関する科目のうち、大学が独自に設定する科目であり、保育士養成における保育内容方法に関する科目である。

オフィスアワー

木・13:00~14:30

保育実習指導Ⅰ(保育所) (科目記号:EEC201)

相澤みゆき・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 演習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

・保育士の指導のもとで、実際に子どもと生活を共にしながら、保育所の役割や保育士の職務を学ぶことの意義を知り、なぜ実習という形態で学ぶのかを理解する。
・保育実習を円滑に進めていくための知識・技術を習得する。
・実習のさまざまな体験での学びを振り返り、今後の学習課題を明確化する。

授業修了時の到達目標

保育実習の意義・目的を説明できる。
実習の内容を理解し、自らの課題を明確化できる。
実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務について理解している。
実習の計画、実践、観察、記録、評価の方法や内容について具体的に説明できる。
実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、新たな課題や学習目標を明確化できる。

授業内容の全体計画

<事前指導> 1年次後期
第1回 保育実習の意義・目的・内容
第2回 見学実習について  ~実習に際しての留意事項~
第3・4回 見学実習①
第5回 見学実習①の振り返り及び見学実習(実習先)に向けて課題の明確化
第6回 実習の段階に応じた学習課題
第7回 実習計画書の発表
     ※計画書合格後、事前訪問(見学実習含む)の実施
第8回 実習記録の書き方
第9回 部分実習における指導案の書き方
第10回 実習施設の理解 

<事後指導> 2年次前期
第11回 保育実習Ⅰの評価伝達
第12回 保育実習Ⅰの実習内容の振り返り 
第13回 保育実習Ⅰの実習記録の振り返り 
第14回 保育実習Ⅰの総括
第15回 保育実習Ⅱに向けての課題の明確化

授業時間外の学習(予習・復習等)

授業時に配布する資料を復習し、理解を深めること。
テキストを熟読し、実習施設について各自情報収集すること。
また、保育所や認定こども園が募集するボランティア活動などに積極的に参加し、知識や理解を深めること。
(毎回1時間)

単位認定に関わる評価方法

①授業参加態度30%、実習計画30%、実習報告書等40% を総合的に判断する。 
②実習に出るには、開始日までの保育実習指導の授業に出席していることと、出席時の態度が節度あるもの(携帯電話は鞄等に収納する、私語を慎む、積極的に理解しようとするなど)である必要がある。実習事前指導、事後指導を通して自己都合による欠席は原則認めない。

受講生に望むこと

授業で学んださまざまな保育実技を実習で活かすことができるように、各自でも準備・練習を行ってください。

フィードバックの方法

課題は添削し返却する。
振り返りおよびグループ活動においては、その場でコメントする。

アクティブラーニング

見学実習
実習計画書の発表

テキスト

『保育所保育指針解説書』 厚生労働省 フレーベル館
『保育実習』新基本保育シリーズ 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『よくわかる保育所実習』 百瀬ユカリ著 創成社 
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省  フレーベル館
『保育指導案大百科事典』 開仁志(編著) 一藝社
『指導計画の考え方・立て方』久富陽子(編) 萌文書林
『実習に役立つ保育技術 』 百瀬ユカリ(著)創成社
『実習生のための自己評価チェックリスト』 民秋言(代表)萌文書林

実務経験の有無

備考

取得に必要な科目・単位、履修については、学生便覧の「保育士取得について」を参照のこと。

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

相澤:火・12:30~14:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

保育実習Ⅰ(施設) (科目記号:EEC406)

相澤みゆき・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 実習(期間 10月~11月 90時間以上)
2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

保育現場での実習を通して、児童福祉施設等(保育所以外)の役割や機能について、施設保育士の働きを学び、保育士の専門性について理解を深める。

授業修了時の到達目標

実習施設の生活の流れや支援内容を理解し、積極的に利用者(子ども、障害者など)の生活にかかわることができる。実習施設の保育士、専門職等の支援内容を観察し、理解を深める。実習施設の機能や役割について理解を深める。利用者(子ども、障害者等)のニーズや取り巻く環境について理解を深める。

授業内容の全体計画

1 実習期間 10月~11月 90時間以上おおむね10日間以上の実習を行う。
2 施設における支援の実際を学ぶ
 1)施設での1日の流れを理解し、受容、共感する態度で参加する
 2)個人差や生活環境に伴う利用者のニーズの把握と利用者の理解
 3)個別支援計画(援助計画)の作成と実践
 4)家族等への支援と対応
 5)多様な専門職との連携
 6)地域社会との連携
3 実習日誌
4 部分実習 

授業時間外の学習(予習・復習等)

毎日の実習に誠実に参加し、学ぶ姿勢を常に保つこと。
授業時間外に指示する活動にも積極的に取り組むこと。
テキストを熟読し、現代の子育て事情や子どもを取り巻く社会の課題等に目を向け、情報収集に取り組むこと。
記録は丁寧に記載し、訂正や指導があった個所はきちんと見直し、学習すること。

単位認定に関わる評価方法

①実習記録ノート30% 施設からの評価 60%
 巡回指導内容 10%
②実習に出るには、開始日までの保育実習指導の授業に出席している必要があり、自己都合による欠席があった場合、実習を許可しない。事後指導についても同様に自己都合による欠席は認めない。

受講生に望むこと

質疑を積極的に行い、時間外の自己学習によるレポートの提出等を守ること。

フィードバックの方法

実習記録、施設からの評価表などをもとに実習指導にて面接等を行う。

アクティブラーニング

実習

テキスト

『保育実習』新基本保育シリーズ20 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『保育福祉小六法』  株式会社みらい(「社会福祉」のテキストとして使用しているもの)
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

相澤:火・12:30~14:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

保育実習指導Ⅰ(施設) (科目記号:EEC303)

相澤みゆき・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 演習 1単位 2年 前期・後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

施設における実習を円滑に進め学習効果を向上させる。事前指導では、実習の心構えや実習施設の概要理解、実習地域の社会資源など地域調査、実習計画・目標の設定等を通して、施設実習を有意義に進めるための準備を行う。
事後指導では、実習内容の確認と整理を行い、自己評価に取り組み、今後の課題を見出すための考察を行う。

授業修了時の到達目標

事前指導において、実習の目的や内容、心得を理解し、実習記録等の書き方を習得するとともに、実習施設の概要を理解でき、実習に向けて課題の作成ができる。事後指導において、実習総括、自己評価を行い、自己覚知を高める。

授業内容の全体計画

第1回  教務的ガイダンス、保育実習実施要領の説明
<事前指導>
第2回  実習の意義・目的・内容理解
第3回  子ども、利用者の人権について
第4回~5回  施設理解~施設利用者への概要~見学実習     
第6回  実習施設の生活の流れ
第7回  地域社会資源の調査・レポート課題の提示
第8回  実習書類の作成、実習計画・目標の設定
第9回  援助計画の立て方 実習記録の書き方
第10回 実習計画発表 実習にむけての最終確認
<事後指導>
第11回 実習事例検討① ケースの提示
第12回 事例検討② 事例発表の方法
第13回 分析と考察について
第14回 実習報告書作成①(校正含む)
第15回 実習報告書作成②(清書)

授業時間外の学習(予習・復習等)

第1回~第3回 テキストを読み直し、保育実習についての理解を深める。(3時間)
第4回~第6回 見学実習の記録をまとめ、施設使用者等について文献や資料を読み直す。(3時間)
第7回 地域社会資源について自分の居住地周辺の状況を調査し、まとめておく。(1時間)
第8回~第10回 実習先についての理解を深め、実習計画を作成する。(3時間)
第11回~第15回 実習記録を見直し、不備があるところは手直しするなどして、実習報告書をまとめる。(5時間)


授業時に配布する資料を復習し、理解を深めること。
テキストを熟読し、実習施設について各自情報収集すること。
また、施設が募集するボランティア活動などに積極的に参加し、知識や理解を深めること。

単位認定に関わる評価方法

①授業参加態度30%、実習計画30%、実習報告書等40%で総合的に判断する。 
②実習に出るには、開始日までの保育実習指導の授業に出席していることと、出席時の態度が節度あるもの(携帯電話は鞄等に収納する、私語を慎む、積極的に理解しようとするなど)である必要がある。実習事前指導、事後指導を通して自己都合による欠席は原則認めない。

受講生に望むこと

学ぶ姿勢を心得、自分の考えを述べること。実習施設の概要をしっかりと事前に把握しておくこと。

フィードバックの方法

実習記録や実習先からの評価をもとに、ここに面接を行い、振り返りを促す。

アクティブラーニング

実習施設の種別ごとにグループディスカッションなどを行い、学びを深める。

テキスト

『保育実習』新基本保育シリーズ 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『保育福祉小六法』株式会社みらい
実習施設のパンフレット
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

相澤:火・12:30~14:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

保育実習Ⅱ (科目記号:EEC407)

相澤みゆき・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 実習 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

・1年次の保育実習を踏まえ実習において保育所保育を実践していくなかで、システムとしての保育の構造を理解し、総合的に保育を学ぶ
・保育の基本となる考え方、多様な保育の展開、保護者支援、子育て支援、地域連携など、保育所および保育士の役割の全般を学ぶ

授業修了時の到達目標

保育所の役割や機能について具体的な実践を通して理解を深め、保育の構造を理解している。
子どもの観察や関わりの視点を明確にすることを通して保育の理解を深め自分の言葉で説明できる。
既習の教科や保育実習Ⅰの経験を踏まえ、子どもの保育及び保護者支援について総合的に知る。
保育の計画、実践、観察、記録及び自己評価等について実際に取り組み、理解している。
保育士の業務内容や職業倫理について具体的な実践に結びつけて理解している。
保育士としての自己の課題が自分の言葉で説明できる。

授業内容の全体計画

実習期間:2年次10月 (90時間以上、おおむね10日以上)

1.保育所の役割や機能の具体的展開
2.観察に基づく保育理解
3.子どもの保育及び保護者・家庭への支援と地域社会との連携
4.指導計画の作成、実践、観察、記録、評価
5.保育士の業務と職業倫理
6.自己の課題の明確化

授業時間外の学習(予習・復習等)

部分実習および一日実習に向けて準備しておくこと。
実践と理論が結びつくよう自主学習し学習課題を明確化し実習に臨むこと。
実習記録を毎日丁寧に書き、次の日への課題を見出しておくこと。

単位認定に関わる評価方法

実習記録ノート(指導計画含) 30%  実習保育所(園)からの評価60% 巡回指導内容 10%

受講生に望むこと

レポートその他書類提出は、期限を守ること。
実習では、子ども及び保育士等の職員から学ばせていただくという謙虚な気持ちを持ち、意欲的にかつ誠実に臨む。
また、助言を受けたり、実習日誌の添削を受けたりしたときは丁寧な対応を心がけること。
自らの健康管理に留意し実習に臨むこと。

フィードバックの方法

実習中は実習先の指導保育者の指導に基づき実習をすすめること。

アクティブラーニング

学外実習

テキスト

『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館
『保育実習』新基本保育シリーズ 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『幼保連携型認定こども園・保育要領解説』内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

相澤:火・12:30~14:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

保育実習指導Ⅱ (科目記号:EEC304)

相澤みゆき・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 演習 1単位 2年 前期・後期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

「保育実習Ⅰ」からの課題の克服に加えて「保育実習Ⅱ」の実習内容の到達目標がより広く深くなる。
保育所の保育を実際に指導計画を立案実践し、保育士として資質・能力・技術を習得する。
家庭と地域の生活実態にふれて、子ども家庭福祉ニーズに対する理解力、判断力を養うとともに子育てを支援するために必要とされる能力を養う。各自の研究課題を設定し研究テーマを基に多面的に保育実践をする。

授業修了時の到達目標

保育実習の意義と目的を理解し、保育について総合的に理解している。
保育所の役割や機能について説明できる。
実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務について理解している。
実習を通して学んだ保育士の専門性と職業倫理について理解している。
実習の事後指導を通して実習の総括と自己評価を行い、保育士資格取得に向けて課題や学習目標を明確化できる。

授業内容の全体計画

<事前指導> 2年次前期
第1回  保育実習Ⅱの段階及び目的・内容
第2回  養護と教育が一体となって行われる保育
第3回  子どもの状態に応じた適切な関わり
第4回  環境を通して行う保育、生活や遊びを通して総合的に行う保育
第5回  実習計画書の発表
     ※実習計画書合格後、事前訪問の実施
第6回  子どもの保育と保護者支援及び地域における子育て支援
第7回  職員間の役割分担とチームワークについて
第8回  保育の観察と記録
第9回  指導計画の作成
第10回 指導計画の実践

<事後指導> 2年次後期
第11回 保育実習Ⅱの振り返り 
第12回 観察に基づく保育理解  
第13回 保育士の業務と職業倫理
第14回 自己課題の明確化
第15回 保育所実習の総括

授業時間外の学習(予習・復習等)

保育実習Ⅰ(保育所)を適宜振り返ること
授業時に配布する資料を復習し、理解を深めること。
テキストを熟読し、実習施設について各自情報収集すること。
また、保育所や認定こども園が募集するボランティア活動などに積極的に参加し、知識や理解を深めること。(これらをあわせて各回1時間)

単位認定に関わる評価方法

①授業参加態度30%、実習計画30%、実習報告書等40%で総合的に判断する。 
②実習に出るには、開始日までの保育実習指導の授業に出席していることと、出席時の態度が節度あるもの(携帯電話は鞄等に収納する、私語を慎む、積極的に理解しようとするなど)である必要がある。実習事前指導、事後指導を通して自己都合による欠席は原則認めない。

受講生に望むこと

授業で学んださまざまな保育実技を実習で活かすことができるように、各自でも準備・練習を行って下さい。

フィードバックの方法

課題は添削し返却する。
振り返りおよびグループ活動においては、その場でコメントする。

アクティブラーニング

実習計画書の発表

テキスト

『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館
『保育実習』新基本保育シリーズ 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『養護と教育が一体となった 保育の言語化』 社会福祉法人全国社会福祉協議会 全国保育士会
『フォトランゲージで学ぶ 子どもの育ちと実習日誌・指導計画』 神永尚美 萌文書林
『教育・保育実習と実習指導』岡上直子・鈴木みゆき・酒井幸子編著 光生館
『幼稚園・保育所実習ハンドブック』  田中まさ子編  (株)みらい
『幼保連携型認定こども園 教育・保育要領解説』内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『全国保育士会倫理倫理綱領』社会福祉法人 全国社会福祉協議会 全国保育協議会 全国保育士会

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

相澤:火・12:30~14:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

保育実習Ⅲ (科目記号:EEC408)

相澤みゆき・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 実習(期間 11月あるいは夏期等 90時間以上 おおむね10日間以上)
2単位 2年 前期・後期

学位授与の方針との関連

授業科目の目的・テーマ

児童福祉施設、児童厚生施設、障害者支援施設等での実習を通して、児童福祉施設等の役割や機能について、施設保育士の働きを学び、保育士の専門性について理解を深める。

授業修了時の到達目標

実習施設の生活の流れや支援内容を理解し、積極的に利用者(子ども、障害者など)の生活にかかわることができる。実習施設の保育士、専門職等の支援内容を観察し、理解を深める。実習施設の機能や役割について理解を深める。利用者(子ども、障害者等)のニーズや取り巻く環境について理解を深める。

授業内容の全体計画

1 実習期間 11月(実習施設との調整により、夏期等に実施する場合がある) 90時間以上、おおむね10日間以上の実習を行う。
2 施設における支援の実際を学ぶ
 1)施設での1日の流れを理解し、受容、共感する態度で参加する
 2)個人差や生活環境に伴う利用者のニーズの把握と利用者の理解
 3)個別支援計画(援助計画)の作成と実践
 4)家族等への支援と対応
 5)多様な専門職との連携
 6)地域社会との連携
3 実習日誌
4 部分実習 

授業時間外の学習(予習・復習等)

毎日の実習に誠実に参加し、学ぶ姿勢を常に保つこと。
授業時間外に指示する活動にも積極的に取り組むこと。
テキストを熟読し、現代の子育て事情や子どもを取り巻く社会の課題等に目を向け、情報収集に取り組むこと。
記録は丁寧に記載し、訂正や指導があった個所はきちんと見直し、学習すること。

単位認定に関わる評価方法

①実習記録ノート20% 施設からの評価 70%
 巡回指導内容 10%
②実習に出るには、開始日までの保育実習指導の授業に出席している必要があり、自己都合による欠席があった場合、実習を許可しない。事後指導についても同様に自己都合による欠席は認めない。

受講生に望むこと

質疑を積極的に行い、時間外の自己学習によるレポートの提出等を守ること。

フィードバックの方法

実習記録、実習評価表をもとに、実習指導の折に面接を行う。

アクティブラーニング

実習

テキスト

『保育実習』新基本保育シリーズ20 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『保育福祉小六法』  株式会社みらい(「社会福祉」のテキストとして使用しているもの)
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

相澤:火・12:30~14:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

保育実習指導Ⅲ (科目記号:EEC305)

相澤みゆき・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 演習 1単位 2年 前期・後期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

施設における実習さらに進め学習効果を向上させる。事前指導では、実習の心構えや実習施設の概要理解、実習地域の社会資源など地域調査、実習計画・目標の設定等を通して、施設実習を有意義に進めるための準備を行う。
事後指導では、実習内容の確認と整理を行い、自己評価に取り組み、今後の課題を見出すための考察を行う。

授業修了時の到達目標

事前指導において、実習の目的や内容、心得を理解し、実習記録等の書き方を習得するとともに、実習施設の概要を理解でき、実習に向けて課題の作成ができる。事後指導において、実習総括、自己評価を行い、自己覚知を高める。

授業内容の全体計画

第1回  教務的ガイダンス、保育実習実施要領の説明
<事前指導>
第2回  実習の意義・目的・内容理解
第3回  子ども、利用者の人権について
第4回~5回  施設理解~施設利用者への概要~見学実習      
第6回  実習施設の生活の流れ
第7回  地域社会資源の調査・レポート課題の提示
第8回  実習書類の作成、実習計画・目標の設定
第9回  援助計画の立て方 実習記録の書き方①
第10回 実習計画書作成
<事後指導>
第11回 実習事例検討① ケースの提示
第12回 事例検討② 事例発表の方法
第13回 分析と考察について
第14回 実習報告書作成①(校正含む)
第15回 実習報告書作成②(清書)

授業時間外の学習(予習・復習等)

第1回~第3回 保育実習Ⅲについての理解を深める。(3時間)
第4回~第6回 見学実習の記録をまとめる。(3時間)
第7回~第10回 実習先の周辺の社会資源について調査し、まとめておく。実習計画書を作成するため、資料や文献等を調べ、学ぶ視点や身につけたい技術、知識についてまとめておく。(4時間)
第11回~第13回 実習をふりかえり、事例検討資料を作成し、課題を分析する。(3時間)
第14回~第15回 実習報告書を作成する。(2時間)


授業時に配布する資料を復習し、理解を深めること。
テキストを熟読し、実習施設について各自情報収集すること。
また、施設が募集するボランティア活動などに積極的に参加し、知識や理解を深めること。

単位認定に関わる評価方法

①授業参加態度30%、実習計画30%、実習報告書等40%で総合的に判断する。 
②実習に出るには、開始日までの保育実習指導の授業に出席していることと、出席時の態度が節度あるもの(携帯電話は鞄等に収納する、私語を慎む、積極的に理解しようとするなど)である必要がある。実習事前指導、事後指導を通して自己都合による欠席は原則認めない。

受講生に望むこと

学ぶ姿勢を心得、自分の考えを述べること。実習施設の概要をしっかりと事前に把握しておくこと。

フィードバックの方法

実習記録、実習評価等をもとに面接を行い、振り返りを促す。

アクティブラーニング

実習事前事後指導に加えて、学外実践を行い、参加者にアンケート調査をし分析する(フィールドワーク)。

テキスト

『保育実習』新基本保育シリーズ 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『保育福祉小六法』株式会社みらい
実習施設のパンフレット
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

相澤:火・12:30~14:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

教育実習(指導)<2年次> (科目記号:EET101)

井上浩二・十河治幸・寺川夫央

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習・実習 5単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

2年次は、1年次から継続して行われてきた実習のまとめの段階として、教育実習の目的・意義を再確認し、知識・技術を実践に生かす応用力を身につける。
1年次の修得内容、課題の確認を行った後、総合実習に向けて指導案の作成、保育教材について学び、事後指導では、実習の反省と課題のまとめを行う。

授業修了時の到達目標

1.1年次の実習を踏まえ、幼稚園における幼児の活動、教師の役割について、実習を通してより深い理解ができる。
2.実習への心構え、態度を身につけ自ら積極的に保育にかかわることができるようになる。
3.観察記録および指導案の視点がわかり、形式に沿って書くことができるようになる。
4.総合実習において自らの課題研究を進めることができる。
5.幼稚園教諭としての自覚を高め、知識と技術をもって保育実践ができるようになる。

授業内容の全体計画

第1回  2年次オリエンテーション 1年次の振り返り・春休みの課題の確認 ・接遇マナーについて   
第2回  幼稚園教育実習(総合実習)の目的と内容および課題設定  
第3回  準備度審査 2年次の実習への準備度を確認する
第4回  全日実習と指導案と教材の準備
第5回  総合(責任)実習についての実習前確認:指導案の作成、教材の準備等

<2年次 幼稚園教育実習(総合実習)2週間>

第6回  2年次事後指導(1) 総合(責任)実習の振り返り 今後の学習課題や姿勢の明確化 
第7回  2年次事後指導(2) 実習報告会の準備 個別指導(振り返り)
第8回  教育実習報告会を通してこれまでの学びをふり返る

授業時間外の学習(予習・復習等)

教育実習指導では、実習記録やレポートなどの課題が出される。それらの課題は原則授業時間外に行うこと。
長期休暇(連休・夏期休業・冬期休業・春期休業)時には、基本的な読み書きのスキル(漢字等)、保育技術、幼稚園教育要領等の課題を課すので真摯に取り組むこと。

単位認定に関わる評価方法

①提出物・課題テスト 30%  実習記録 30%  実習先の評価 40%
②実習先の評価が原則、可以上の場合を評価の対象とする。
③実習指導を全て受けていることが評価の最低条件となる。
④提出物および実習記録は期限までに提出することで評価の対象とする。
⑤規定の教育実習(4週間)を終えることで評価の対象とする。
⑥実習指導は、1年前期から2年前期の終わりまで継続して履修する必要がある。
⑦最終評価は、2年次前期終了時に「教育実習」(5単位)として行う。

受講生に望むこと

幼稚園教諭の資格取得においては、現場での実習を通してしっかりと自己、幼児、課題と向き合う姿勢が問われます。真摯に誠実に学ぶ姿勢をもって取り組んでください。

フィードバックの方法

課題テストは採点をして返却をする。実習先からの評価は個別に面談をし、伝達をする。

アクティブラーニング

授業では毎回、グループワークを行う。

テキスト

『よくわかる幼稚園教育実習 第4版』百瀬ユカリ 著 創成社
『幼稚園教育要領解説』 文部科学省  フレーベル館

参考文献

『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『幼稚園・保育所実習 実習日誌の書き方』 相馬和子他(編) 萌文書林
『実習に役立つ保育技術 』 百瀬ユカリ(著)創成社
『実習生のための自己評価チェックリスト』 民秋言(代表)萌文書林
『保育所保育指針解説』 厚生労働省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

井上:公立中学校での教職経験を活かして,教師の姿勢・態度,職業的能力等を講義する

備考

本授業は教職に関する科目のうち、教育実践に関する科目である。幼稚園教諭2種の免許取得に必修とされる「教育実習」の事前事後指導を含む。教育実習は、1年次(11月に2週間)、2年次(6月に2週間)にそれぞれ実施されるが、教育実習指導は1年次前期から2年次前期にかけて開講される。

オフィスアワー

井上:水・13:00~14:30
寺川:火・15:00~16:30
十河:木・13:00~14:30

教職実践演習(幼稚園) (科目記号:EEF401)

井上浩二・十河治幸・寺川夫央

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

短期大学で学んだ知識と幼稚園教育実習、保育所実習、施設実習等で得られた実践力との更なる統合を図る。
本授業を通して、使命感や責任感に裏打ちされた保育者としての資質の構築とその確認を行う。
保育ニーズを把握し、総合的に保育を展開していくための知識・技術・判断力を習得する。
特に①使命感や責任感、教育的愛情、②社会性や対人関係能力、③幼児理解力、④幼児教育の指導力の4項について、未修得の知識および技能を補い、その定着を図る

授業修了時の到達目標

1 将来、幼稚園教諭・保育士になる上で自分自身にとって何が課題であるかを明確にできる。
2 求められる保育者の資質・能力について文章で表現できる。
3 地域の保育ニーズに基づいた保育の計画・立案・実践を仲間と協働してできる。
4 保護者への対応のよりよいあり方について多様な意見をもとに考察できる。
5 保育者として地域で働くことの意義を自らの言葉で説明できる。

授業内容の全体計画

第1回 履修カルテを用いてこれまでの学びを振り返り、自己課題を明確にする :十河・寺川・井上
第2回 子どもを教育する基本的な姿勢・態度とは:井上
第3回 現代の教師に求められる職業能力について:井上
第4回 幼児教育と小学校以降の教育への接続を考える:井上
第5回 幼稚園教諭・保育教諭・保育士になるための自己課題(1)これまでの実習・子育て広場・ボランティアを通じた振り返り:十河
第6回 幼稚園教諭・保育教諭・保育士になるための自己課題(2)先輩保育者の話を基に自己課題を考える:寺川
第7回 地域の保育現場での実践活動の計画・準備・実践・振り返り「音楽活動」 (1)指導案の立案:十河
第8回 地域の保育現場での実践活動の計画・準備・実践・振り返り「音楽活動」 (2)準備・練習:十河
第9回 地域の保育現場での実践活動の計画・準備・実践・振り返り「音楽活動」 (3)実践活動:十河
第10回 地域の保育現場での実践活動の計画・準備・実践・振り返り「音楽活動」 (4)振り返り:十河
第11回 保育現場での保護者への対応(1)これまでの保護者とのかかわりを振り返る:寺川
第12回 保育現場での保護者への対応(2)先輩保育者とともによりよい対応を考える:寺川
第13回 保育者として地域で働くということ(1)その意義を考える:寺川
第14回 保育者として地域で働くということ(2)関係者とともに考える:寺川
第15回 履修カルテを用いて自己課題および到達目標の達成度を確認する:十河・寺川・井上

 ※日程調整により、全体計画の前後が入れ替わることがあります。

授業時間外の学習(予習・復習等)

グループワークでの課題、指導案の立案・作成、準備、練習等(2時間)、各回ふり返りレポート(1時間)、テーマについての新聞記事、ネット情報等の収集と要旨のまとめと考察(1時間)。

単位認定に関わる評価方法

グループ討議、事例研究、ロールプレイング、模擬保育等の参加姿勢と発表内容(50%)、教職実践演習の記録および各回レポート(50%)を総合的に評価する。担当者3名それぞれが100点満点で採点し、合計値を3で除した値を各自の評価とする。幼稚園教諭・保育士として必要な知識技能を修得したことを確認し、単位認定を行う。

受講生に望むこと

本授業は、幼稚園教諭の資格を取得するにあたり、自己課題を明確にするとともにそれを補完することを目的とした内容です。真摯な姿勢で取り組んでください。

フィードバックの方法

授業時には、ロールプレイ、グループワークの全体討議等の発言に対し、直後にコメントし、解説する。
提出物およびレポートは各自にコピーを返却し、コメントする。

アクティブラーニング

各回のテーマに沿ったグループワークを実施し、全体討議、ゲスト講師を交えた意見交換を行う。2年次の科目であり、より全体討議と意見交換を重視して行う。 

テキスト

特になし

参考文献

『保育所保育指針解説書』 厚生労働省 フレーベル館
『幼稚園教育要領解説』  文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省  フレーベル館
必要に応じて担当教員が提示する

実務経験の有無

井上:公立中学校での教職経験を活かして、教師の姿勢・態度、職業的能力等を講義する。

備考

地域の保育活動に参加するために、地域に出向き、実践活動等をする回があります。先方の都合により、授業時間外または土・日・祝日などの開講となることがあります。

本科目は教職に関する科目のうち、教育実践に関する科目である。

オフィスアワー

井上:水・13:00~14:30
寺川:火・15:00~16:30
十河:木・13:00~14:30

保育実践演習 (科目記号:EEF402)

相澤みゆき・濱田栄子・松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 演習 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

1 人間関係力・自己研鑽力
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
4 地域志向性、地域貢献力

授業科目の目的・テーマ

保育実習をはじめとする保育士養成課程の教育課程の全体を通して、保育士として必要な保育に関する専門的知識及び技術、総合的な判断力、専門職としての倫理観等が習得、形成されたか、自らの学びを振り返り把握する。

授業修了時の到達目標

・保育実習等を通じた自らの体験や収集した情報に基づき、保育に関する現代的問題についての現状が分析できる。
・保育の現場、地域、社会に求められることは何か、多様な視点から考察する力を習得する。
・保育士課程の全ての学びを踏まえ、自己の課題を明確化し、保育の実践に際して必要となる基礎的な資質・能力を定着させる。

授業内容の全体計画

第1回 学びの振り返り 保育所実習
第2回 学びの振り返り 施設実習
第3回 学びの振り返り 保育士の意義や役割
第4回 学びの振り返り 社会性、対人関係能力
第5回 学びの振り返り 職員間の連携、関係機関との連携
第6回 学びの振り返り 保育や子育て家庭に対する支援の展開
第7回 まとめ及び自己課題の明確化 
第8回 保育実習の報告会
第9回 地域ニーズに応じた実践研究
第10回 調査・情報収集 
第11回 分析・準備
第12回 保育士の視点からの考察
第13回 研究発表
第14回 まとめ・振り返り
第15回 目指す保育士像や今後に向けて取り組むべきことの明確化

授業時間外の学習(予習・復習等)

第1回~第6回(事前1時間 事後3時間)授業内容と実習記録をあわせて考えをまとめ、気づきや考察をノートに記述する。
第7回~第8回(8時間)報告会資料作成とまとめ直しをする。
第9回~第15回(28時間)実践研究テーマにそって自ら情報収集し文章化する。

単位認定に関わる評価方法

課題探究への取り組み姿勢とプロセス 50% レポート50%

受講生に望むこと

本授業は、幼稚園教諭の資格を取得するにあたり、自己課題を明確にするとともにそれを補完することを目的とした内容です。真摯な姿勢で取り組んでください。

フィードバックの方法

振り返りおよびグループ活動においては、その場でコメントする。
課題は添削し返却する。

アクティブラーニング

実習報告会での発表
研究発表

テキスト

『保育所保育指針解説書』 厚生労働省 フレーベル館
『保育実習』新基本保育シリーズ 近喰晴子編 中央法規
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省  フレーベル館

参考文献

実務経験の有無

備考

本科目は、保育士養成に関する総合演習科目である。

オフィスアワー

相澤:火・12:30~14:30
濱田:水・12:30~14:00
松田:火・12:30~14:00

児童館・放課後児童クラブの機能と運営 (科目記号:EER301)

松田文春

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 講義 2単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

児童館の概要、機能を知り、小さなコミュニティといわれる児童館の役割について理解する。児童館のプログラムを知り、児童厚生員の役割について理解する。

授業修了時の到達目標

今日の社会や家庭など、子どもを取り巻く状況について理解を深め、子ども・家庭・地域を支援していく児童厚生員として必要な制度や関係法令等の知識を習得し、児童厚生施設の課題や展望について簡潔に説明できるようになる。

授業内容の全体計画

第1回 児童館の概要(児童福祉法の流れ)
第2回 児童館を取り巻く環境と児童館ガイドライン
第3回 児童館の機能(小学生対応と子育て支援)
第4回 放課後児童クラブ
第5回 中学生への対応
第6回 配慮を要する児童へのかかわりと相談援助
第7回 地域福祉的視点、環境作り
第8回 子どもの参画、ボランティア育成
第9回 児童館のプログラム(子どもを育む遊び~野外遊び))
第10回 児童館のプログラム(親子遊び、運動遊び)
第11回 実践事例から(各地の様子)
第12回 実践事例から(子育てコミュニティつくり)
第13回 児童厚生員の役割①(プレイワーカーとして)
第14回 児童厚生員の役割②(ソーシャルワーカーとして)
第15回 児童厚生員の倫理

授業時間外の学習(予習・復習等)

第1回~第3回 児童館について、位置付け、法的根拠、これまでの歴史など資料や配布プリントなどを読み直し、理解を深める。(12時間)
第4回 今治市内の放課後児童クラブについて、開館時間や利用者の様子など、できれば訪問するなどして調べておく。(4時間)
第5回~第6回 小学校高学年から中学生、高校生について、各年代、ライフステージごとの育ちの上での課題や、個々が抱える悩みなど、文献やインターネットなどを調べ、傾向を理解する。(8時間)
第7回~第8回 地域福祉(コミュニティワーク)の手法について、テキスト、文献等を見直し理解を深める。(8時間)
第9回~第12回 児童館が実施する年間事業や、季節ごとの取り組み、工夫などを各児童館が出している便りやホームページなどを基に調べ、ボランティアなどの参加を通じて理解を深める。(16時間)
第13回~第15回 遊びを通じて児童の健全育成をするというテーマについて、確認し直すために、文献を確認し、実践例を読み直す。(12時間)

単位認定に関わる評価方法

レポート(アンサーペーパー含む)50%、実践および受講態度50%で総合的に評価する。

受講生に望むこと

興味関心を持って積極的に参加すること。遅刻や途中退席をしないこと。

フィードバックの方法

アンサーペーパーを含むレポートについては、毎回確認し、授業開始時にに返却、授業終了時に回収する。
小テストやクイズ形式で理解度を確認する。

アクティブラーニング

中央図書館、各児童館等で学外実践を行う(フィールドワーク)。

テキスト

特になし 必要に応じて資料等を配布する。

参考文献

『児童館論』一般財団法人 児童健全育成推進財団 

実務経験の有無

備考

中央図書館等での実践を行う予定。

オフィスアワー

火・12:30~14:00

児童館・放課後児童クラブの活動内容と指導法Ⅰ (科目記号:EER302)

敷村一元

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 講義 2単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

児童館・児童クラブの社会的立場・役割を理解し、健全育成を行う児童厚生員の知識や援助技術を習得する。
ディスカッションの機会を設け、その際に、他者の意見をしっかり受け止め、自分にあてはめ、お互いの課題をみつめ、切磋琢磨していく。
グループワークを中心とし、現場で求められる具体的な動き、考え方を学び相互的なスキルアップを目指す。

授業修了時の到達目標

児童厚生員として、児童館・児童クラブの目的、役割、機能を理解し説明できる。
必要なコミュニケーション力、色々な遊び、知識など、0歳から18歳までの児童に対するかかわり方を学び、児童厚生員としての仕事の必要性・重要性を表現できる。

授業内容の全体計画

第1回 児童館・児童クラブとは。役割について
    目的・対象・活動などについて・今の子どものおかれている状況を考える。
第2回 児童厚生員「あそびを指導するもの」とは。
    求められるもの、適正、役割について。
第3回 健全育成論
    児童館における健全育成論の意義と実践。
第4回 子どもの貧困について
    現代の貧困とは、生活支援、学習支援など様々な方向から考える
第5回 地域福祉活動・子育て支援について
    地域のコーデイーネーターとしての役割を知る。地域における児童館としての子育て支援の必要性を考える。
第6回 ソーシャルワークについて
    基本的な定義、内容、必要性について学ぶ。
第7回 安全指導・安全管理
    子どもが安心安全で活動できる環境について考える。
第8回 コミュニケーション力(社会力)
    これまでの実践、経験から何が必要かを考える。
第9回 グループワークについて
    コンセンサスゲームなどを通して学ぶ。
第10回 表現活動
    アニメイムなどの劇遊び、表現遊びの実践
第11回 配慮を要する児童の対応
    現状の把握と具体的な関わりについて学ぶ。
第12回 気になる子への対応
    LGBT、貧困、障がい児、外国人(言葉や文化の違い)について学ぶ。
第13回 活動、企画案の作成
    具体的な活動の企画をシュミレーションして作成していく。
第14回 活動、企画案の発表
    企画した案を発表し、それぞれがたてた企画について意見をだしあう。
第15回 振り返り
    児童厚生員として今何が出来るか、何をするべきか。

授業時間外の学習(予習・復習等)

児童厚生員に求められることについて、自分なりの意見をまとめる。(各回1時間)
子どもに関するに関するニュース記事を気にしてリサーチする。(各回1時間)
自分の住んでいる地域に、社会福祉施設がいくつあるかリサーチしてくる。(各回1時間)
身の回りの気になる事項をあげる。(各回1時間)

単位認定に関わる評価方法

授業への参加態度(コメントシートなど)50% 課題の提出50%

受講生に望むこと

児童厚生員の役割、児童館の必要性が理解できるような授業を心がけるので、児童館に、より興味を持てるようになって欲しい。

フィードバックの方法

毎回の授業のあと、要点をまとめておく。 次回の授業の最初に振り返りをする時間をとっていく。
発言の機会を設ける。
定期的に小レポートを提出してもらう。その次の授業時にレポートに対するを話したり、コメントをつけて返却する

アクティブラーニング

コンセンサスゲームなどグループワークを実施3,4回は授業の中で行う。
14回で、イベントの企画案を発表する。

テキスト

特になし 必要に応じて資料等を配布する。

参考文献

『児童館は、まちの大木(児童館のためのソーシャルワーク入門)』<児童健全育成推進財団>

実務経験の有無

保育園、障がい児施設で9年、地域児童館で11年勤務、保育園の園長を9年、現在えひめこどもの城(大型児童館)で園長をしており、現場に即した実践的な指導を行う。
資格:保育士・健全育成指導士・社会福祉主事

オフィスアワー

授業終了後に教室で質問を受け付ける

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