卒業/修了要件 | 授業形態 | 単位数 | 配当年次 | 開講期間 |
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選択必修科目 | 演習 | 2単位 | 1年 | 後期 |
学位授与の方針との関連
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力
授業科目の目的・テーマ
幼稚園養育要領に示された領域「人間関係」のねらい及び内容について、幼児の姿と保育実践とを関連させて理解を深める。そのうえで、幼児の発達にふさわしい主体的・対話的で深い学びを実現する保育を具体的に構想し、実践する方法を身につける。
授業修了時の到達目標
1 幼稚園教育要領における幼稚園教育の基本、領域「人間関係」のねらい及び内容並びに全体構造を理解している。
2 領域「人間関係」のねらい及び内容を踏まえ、自立心を育て、人と関わる力を養うために必要な、幼児が経験し身に付けていく内容と保育の留意点を理解している。
3 幼稚園教育、保育における評価の考え方を理解している。
4 幼児期の集団生活を通して様々な人と関わる経験と、小学校以降の生活や教科等とのつながりについて理解している。
5 幼児の特徴を踏まえた教材研究や環境の重要性を理解し、保育構想に活用することができる。
6 領域「人間関係」の特性および幼児の体験との関連を考慮した教材の効果的な活用法を理解し、保育構想に活用することができる。
7 情報機器について、幼児の体験との関連を考慮しながら活用するなど教材の効果的な活用法の留意点を理解している。
8 指導案の作成、模擬保育、振り返りを通して、保育を改善する視点を身に付けている。
9 領域「人間関係」の特性に応じた現代的課題や保育実践の動向を知り、保育構想の向上に取り組むことができる。
10 一人ひとりが主体性をもち、グループワーク等を通して、協働することでより良い学びに貢献することができる。
授業内容の全体計画
第1回:領域「人間関係」のねらい及び内容、全体像をつかむ 領域「人間関係」と他領域との関係
第2回:保育者と子どもとの信頼関係の築きと園生活における安定感を形成する援助のあり方を考える
第3回:自立心を育む援助と環境構成を考える 3歳未満児 ~計画立案~
第4回:友だちと遊びを楽しむ中で多様な感情を経験し、自他の気持ちに気付く援助のあり方を考える 3歳未満児 ~教材研究(情報機器の活用を含む)~
第5回:自分の気持ちを調整する力を育む援助のあり方を考える 3歳未満児~模擬保育~
第6回:ルールのある遊びと援助のあり方を考える 3歳未満児~ふり返り~
第7回:個と集団の育ちを考える
第8回:協同遊びの中で育ち合う長期的な保育の展開を考える 3歳以上児 ~計画立案~
第9回:幼児同士のかかわりあいと間接的な援助のあり方を考える 3歳以上児 ~教材研究(情報機器の活用を含む)~
第10回:幼児にとって意味のある行事のねらいと活動を考える 3歳以上児~模擬保育~
第11回:幼稚園、小学校の交流活動を考える 3歳以上児 ~ふり返り~
第12回:幼児期の終わりまでに育ってほしい姿と小学校以降の生活や学習で生かされる力
第13回:幼児期に経験させたい地域の人との関わりを考える
第14回:多様な人、多様な子どもとの中で豊かに生きる子どもに
第15回:領域「人間関係」をめぐる現代的課題と保育実践
授業時間外の学習(予習・復習等)
授業(15回)を通じて、幼稚園教育要領、保育所保育指針の確認、見直し(30時間)。
グループでの指導案の作成と教材研究(20時間)。
最終レポートの作成(10時間)。
単位認定に関わる評価方法
授業内課題(グループでの指導案の立案、模擬保育のロールプレイ等)40% テーマに応じたレポート(体裁、量、内容) 40% 授業への取組みに対する意欲や態度(主体性・積極性) 20%
受講生に望むこと
幼稚園実習、保育所実習を振り返りながら、領域「人間関係」について考えていきましょう。授業では、グループワーク、ロールプレイを取り入れます。2年次ということで、発言内容はもちろん、全体発表の積極性を期待します。なお、グループワークなどで知りえた他者の情報の取り扱いには十分に留意しましょう。
フィードバックの方法
授業時には、ロールプレイ、グループワークの全体討議等の発言に対し、直後にコメントし、解説する。
提出物および期末レポートは各自にコピーを返却し、コメントする。
アクティブラーニング
毎回、各回のテーマに沿ったグループワーク、ロールプレイを実施し、全体討議を行う。2年次の科目であり、より全体討議と意見交換を重視して行う。
テキスト
『新訂 事例で学ぶ保育内容 領域人間関係』 塚本美知子編 萌文書林
参考文献
『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』 厚生労働省 フレーベル館
実務経験の有無
備考
本科目の受講は「幼児と人間関係」の履修を前提とする。
オフィスアワー
木・13:00~14:30