2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

地域社会論 (科目記号:GGA203)

大成経凡

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 2単位 1年 後期

学位授与の方針との関連

2 主体性・協働性・多様性・思考力
3 社会・文化理解、実践力
4 地域志向性、地域貢献力

授業科目の目的・テーマ

身近な地域社会で起きている課題や時事に関心をもち、知識を深化させて視野を広げる中で、社会の構成員としての自覚を醸成する。

この科目は地域志向科目です。

授業修了時の到達目標

①地理的な統計データを用いて、地域の特性や課題を知り、広い視野を培うことができる。
②風土・文化・歴史の特徴を概観することで、身近な地域の魅力や特性を知ることができる。
③まちづくりの先進事例を学び、地域課題を自らに置き換えて考察することができる。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション
第2回 統計データ(人口・出生率・高齢化率)の扱い方
第3回 平成の大合併としまなみ海道の開通
第4回 ご当地検定「いまばり博士検定」とは
第5回 日本最大の海事都市とバリシップ
第6回 フィールドワーク(波止浜湾の造船長屋)
第7回 今治タオルのブランド化
第8回 フィールドワーク(高品質タオルを下支えする染色工場)
第9回 しまなみ海道とサイクリング文化
第10回 しまなみ海道とまちづくり①(大島編/海賊でまちおこし)
第11回 しまなみ海道とまちづくり②(大三島編/移住者と地域おこし協力隊)
第12回 フィールドワーク(糸山公園など)
第13回 伝統工芸の現状と課題(菊間瓦・桜井漆器)
第14回  市中心街地再生を考える
第15回  FC今治の取り組みとスポーツ文化
 定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学修 次回のシラバス内容を確認し、テキスト範囲や配布資料などを熟読する(1.5時間)
事後学修 授業の要点をノートにまとめ、課題レポートを作成する(2.5時間)

単位認定に関わる評価方法

定期試験50%、課題レポート30%、授業への参加度20%

受講生に望むこと

①毎年1回8月に今治商工会議所が実施している今治市のご当地検定「いまばり博士検定」(初級編・中級編・上級編)に挑戦して欲しい。
②授業で興味をもったテーマについて、現地散策やイベント参加などを心がけて欲しい。

フィードバックの方法

課題は評価して、授業の中で解説する。

アクティブラーニング

フィールドワーク(第6・8回・12回)

テキスト

『新いまばり博士』(今治商工会議所、第一印刷)※いまばり検定公式ガイドブック

参考文献

『今治発!地域史研究家ケイボンがゆく』(大成経凡、創風社出版)

実務経験の有無

・文化財調査事業に従事:調査員や観光ガイドの経験を活かし、わかりやすく、面白く、身近な地域の歴史文化遺産に関心が向く講義を心がけたい。
・ご当地検定の監修やNPO法人に所属:まちづくりの実践活動を活かし、観光やイベントなど地域振興の視点にたった講義を心がけたい。
・海運会社や歴史資料館に勤務:これまでの実績や人脈を活かし、経済活動や観光振興の視点に立った講義を心がけたい。

備考

フィールドワークは、コロナ禍や参加人数によって、視察内容や日程に変更が生じる場合がある。

オフィスアワー

木・12:30~14:00

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