2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

教育原理 (科目記号:EEE201)

井上浩二

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
必修科目 講義 2単位 1年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

・教育の基本的概念を身に付けるとともに、教育の理念、歴史、思想を理解する。
・教育と社会動向との関係、制度としての教育、地域と連携した教育のあり方、生涯学習及び我が国の教育政策の方向性を理解する。

授業修了時の到達目標

・教育の基本的概念、教育の原理・理念を説明できる。
・教育の歴史及び教育思想の歴史を説明できる。
・社会の動向によって教育のあり方、教育政策が変化することを説明できる。
・教育が法的・制度的に構成され、推進されていることを説明できる。
・教育活動は、地域との連携・協働によって進められていることを説明できる。
・生涯学習及び教育政策の概要を説明できる。

授業内容の全体計画

第1回 教育とは何か、教育の定義
第2回 教育の目的
第3回 教育と児童福祉・子ども家庭福祉の関連性
第4回 人間形成と家庭・地域社会、
第5回 諸外国の教育思想
第6回 諸外国の教育の歴史
第7回 日本の教育思想・歴史
第8回 子ども観と教育観
第9回 教育制度の基本
第10回 教育の法律と行政
第11回 諸外国の教育制度 
第12回 教育実践の基礎
第13回 主体的・対話的で深い学びの実現とカリキュラム・マネジメント
第14回 幼児教育・保育と生涯学習社会
第15回 教育政策の方向と今後の教育課題
 定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

・毎回、レジュメを配布する。レジュメに記載されている事項は重要であり、復習によって十分理解しておく。次回の授業理解に役に立つ。
・教育に関する記事(新聞等)を切り取り、ファイルし、コメントも付記しておくとよい。教育の実際を把握することで、本授業で学ぶ教育の原理領域の理解が容易になる。
事前学修:テキストを活用し、内容をノートにまとめる(各回2時間)。
事後学修:授業時に配布されたレジュメに記載されている事項について、事前に学修した内容を含め自分の考えをまとめる(各回2時間)。

単位認定に関わる評価方法

定期試験60% 小論文20% 授業への取り組み姿勢20%

受講生に望むこと

教育は、様々な領域で意図的また無意図的に営まれている。社会生活は、教育機能を抜きにしては成り立たない。本授業を通して、身の回りの出来事を教育という視点から見直す習慣をつけてほしい。

フィードバックの方法

課題や小論文は添削し、評価して返却する。

アクティブラーニング

問題解決的な学習やグループ学習を随時実施する。

テキスト

『教育原理』 公益財団法人 児童育成協会監修 中央法規 

参考文献

『教育思想の歴史』堀内 守 日本放送出版協会
『子どもと自然』河合雅雄 岩波新書
『変貌する子ども世界』本田和子 中公新書
『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年告示』  文部科学省 / 厚生労働省 / 内閣府 チャイルド本社

実務経験の有無

公立中学校での教職経験を活かして、教育現場の課題への対応を含めた講義を行う。

備考

本科目は教職に関する科目のうち教育の基礎的理解に関する科目、また、保育士養成における保育の本質・目的の理解に関する科目である。

オフィスアワー

水・13:00~14:30

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