2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

経済学 (科目記号:GGH206)

大久保成道

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 1年 後期

学位授与の方針との関連

2 主体性・協働性・多様性・思考力
3 社会・文化理解、実践力

授業科目の目的・テーマ

経済学は社会科学の範疇に入り、この分野の理解には、その背景となる歴史や社会思想の理解が必要です。また、経済活動は人の活動の主要な部分を占めていて、そこから社会における経済事象が表れています。
この授業では、「学」としての経済学の基礎概念を学びながら、各自の生活における経済活動の認識を深め、さらに社会の経済活動やそのシステムを理解する。

授業修了時の到達目標

・経済学の基礎概念を習得し、経済社会の動向をより深く分析・認識することができる。
・社会科学一般の理解力、まとめる力、表現力を身に付ける。

授業内容の全体計画

第1回 導入~経済学とは何か~
第2回 経済学説史(資本主義と社会主義)
第3回 需要と供給
第4回 消費活動と企業活動
第5回 市場と価格
第6回 まとめ①:レポート作成、発表
第7回 国内総生産(GDP)
第8回 政府の存在と役割
第9回 財政・金融政策
第10回 経済成長
第11回 インフレーションとデフレーション
第12回 まとめ②:レポート作成、発表
第13回 経済のグローバル化
第14回 経済成長と持続可能性
第15回 まとめ③:レポート作成、発表

授業時間外の学習(予習・復習等)

[レポート作成]授業回数15回の内、第6、12、15の各回にレポート作成と発表を行うことで、授業内容の定着を図ります。(2時間×3回)
[課題作成]毎回の授業、レポート作成・発表で習得した知識、思考の成果を課題としてまとめることで、授業内容が体系的・系統的に整理・定着いたします。(毎回2時間)

単位認定に関わる評価方法

①課題作成・提出50%、② レポート作成(3回)30%、③ 授業への貢献度・発表20%。

受講生に望むこと

 授業時間内に行う下記の事項を念頭にして、授業に臨んでください。
[すき間時間の開拓と学習]時間外の予習・復習は、「すき間時間」を開拓して行ってください。「すき間時間」とは、1日の生活の中で、食事の前・後、登下校のバスの中などの5分から15分程の学習できる時間を言います。このすき間時間利用の学習習慣を身に付けることは、在学中の学習や卒業後の生涯学習をする時に有益となります。

 1.考える:各人は、自分の着想を大切にし、身近な素材から考えを及ぼす。
 2.まとめる:授業内容をまとめることで、知識が自己の中に整理されて記憶される。
 3.表現する:人前で表現(発表)することで、学んだことが、①自己の中に深く定着し、②その内容を客観視することができ、③新たな思考展開の契機となる。
この3つの事柄を通して、授業内容が体系的・系統的に身に付きます。この積み重ねによって、その人にとって意味のある知識(教養)となって行きます。

フィードバックの方法

課題・レポートについてはコメントを記載し返却する。

アクティブラーニング

授業内容のまとめ・情報交換を発表

テキスト

『経済学への招待』岩田規久男著、新世社

参考文献

(基本テキストの外に2冊を選び、計3冊を読み合わせることを勧めます。)
 ・『新版 サムエルソン経済学 上・下(原書第11版)』P.A.サムエルソン著(都留重人訳)、岩波書店、1982年。
 ・『ゼロからはじめる経済入門-経済学への招待-』横浜国立大学経済学部テキスト・プロジェクトチーム編、有斐閣、2019年
 ・『入門経済学(第4版)』伊藤元重 日本評論社 2017年
・その他、本学図書館蔵書(経済学に関するもの)

実務経験の有無

大学では政治学・経済学を学び、大学院の課程では政治学研究を行ってきました。
教職は、大学、専門学校、高校の各教育課程を経験しました。特に、高校教育では学校運営の実務にも携わりました。
経済活動は実務的であり、以上の経験が本科目内容への実務的アプローチとなることを願っています。

オフィスアワー

授業終了後に教室で質問を受け付ける

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