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2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

児童館・放課後児童クラブの活動内容と指導法Ⅰ (科目記号:EER302)

敷村一元

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 講義 2単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

児童館・児童クラブの社会的立場・役割を理解し、健全育成を行う児童厚生員の知識や援助技術を習得する。
ディスカッションの機会を設け、その際に、他者の意見をしっかり受け止め、自分にあてはめ、お互いの課題をみつめ、切磋琢磨していく。
グループワークを中心とし、現場で求められる具体的な動き、考え方を学び相互的なスキルアップを目指す。

授業修了時の到達目標

児童厚生員として、児童館・児童クラブの目的、役割、機能を理解し説明できる。
必要なコミュニケーション力、色々な遊び、知識など、0歳から18歳までの児童に対するかかわり方を学び、児童厚生員としての仕事の必要性・重要性を表現できる。

授業内容の全体計画

第1回 児童館・児童クラブとは。役割について
    目的・対象・活動などについて・今の子どものおかれている状況を考える。
第2回 児童厚生員「あそびを指導するもの」とは。
    求められるもの、適正、役割について。
第3回 健全育成論
    児童館における健全育成論の意義と実践。
第4回 子どもの貧困について
    現代の貧困とは、生活支援、学習支援など様々な方向から考える
第5回 地域福祉活動・子育て支援について
    地域のコーデイーネーターとしての役割を知る。地域における児童館としての子育て支援の必要性を考える。
第6回 ソーシャルワークについて
    基本的な定義、内容、必要性について学ぶ。
第7回 安全指導・安全管理
    子どもが安心安全で活動できる環境について考える。
第8回 コミュニケーション力(社会力)
    これまでの実践、経験から何が必要かを考える。
第9回 グループワークについて
    コンセンサスゲームなどを通して学ぶ。
第10回 表現活動
    アニメイムなどの劇遊び、表現遊びの実践
第11回 配慮を要する児童の対応
    現状の把握と具体的な関わりについて学ぶ。
第12回 気になる子への対応
    LGBT、貧困、障がい児、外国人(言葉や文化の違い)について学ぶ。
第13回 活動、企画案の作成
    具体的な活動の企画をシュミレーションして作成していく。
第14回 活動、企画案の発表
    企画した案を発表し、それぞれがたてた企画について意見をだしあう。
第15回 振り返り
    児童厚生員として今何が出来るか、何をするべきか。

授業時間外の学習(予習・復習等)

児童厚生員に求められることについて、自分なりの意見をまとめる。(各回1時間)
子どもに関するに関するニュース記事を気にしてリサーチする。(各回1時間)
自分の住んでいる地域に、社会福祉施設がいくつあるかリサーチしてくる。(各回1時間)
身の回りの気になる事項をあげる。(各回1時間)

単位認定に関わる評価方法

授業への参加態度(コメントシートなど)50% 課題の提出50%

受講生に望むこと

児童厚生員の役割、児童館の必要性が理解できるような授業を心がけるので、児童館に、より興味を持てるようになって欲しい。

フィードバックの方法

毎回の授業のあと、要点をまとめておく。 次回の授業の最初に振り返りをする時間をとっていく。
発言の機会を設ける。
定期的に小レポートを提出してもらう。その次の授業時にレポートに対するを話したり、コメントをつけて返却する

アクティブラーニング

コンセンサスゲームなどグループワークを実施3,4回は授業の中で行う。
14回で、イベントの企画案を発表する。

テキスト

特になし 必要に応じて資料等を配布する。

参考文献

『児童館は、まちの大木(児童館のためのソーシャルワーク入門)』<児童健全育成推進財団>

実務経験の有無

保育園、障がい児施設で9年、地域児童館で11年勤務、保育園の園長を9年、現在えひめこどもの城(大型児童館)で園長をしており、現場に即した実践的な指導を行う。
資格:保育士・健全育成指導士・社会福祉主事

オフィスアワー

授業終了後に教室で質問を受け付ける

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