卒業/修了要件 | 授業形態 | 単位数 | 配当年次 | 開講期間 |
---|---|---|---|---|
選択必修科目 | 講義と演習 | 2単位 | 2年 | 前期 |
学位授与の方針との関連
1 専門的知識・技能、自己研鑽力
5 基礎的研究力、ICT能力
授業科目の目的・テーマ
地域の健康増進と疾病予防を進めるために、国民の健康・栄養状態を知り、国の健康づくり施策を理解できる。また、現在の日本の健康・栄養に関する問題点を理解できる。
授業修了時の到達目標
①地域の健康、栄養問題が食生活と食習慣にどのように関係しているかを理解できる。
②我が国の栄養の現状と栄養課題について説明できる。
③地域の健康増進、生活習慣病予防のために具体的な実践活動を理解できる。
授業内容の全体計画
第1回 公衆栄養の概念を理解する。超高齢化社会と健康・栄養問題を理解する。
第2回 わが国の食料需給を理解する。我が国の保健、医療、福祉、介護システムを理解する。
第3回 日本の公衆栄養の歴史を理解する。
第4回 食生活の変遷を理解する。国民健康栄養調査結果の概要を理解する。世界の栄養問題を理解する。
第5回 食生活と循環器疾患、がんを理解する。
小テスト
第6回 食生活と貧血、骨粗しょう症、アレルギーを理解する。
第7回 公衆栄養行政に関連する栄養関係法規を理解する。
第8回 健康日本21(第二次)、国の各種健康づくり指針を理解する。
第9回 公衆疫学とは何かを理解する。食事摂取量の測定方法を理解する。
第10回 栄養素密度法、残渣法を理解する。
小テスト
第11回 公衆栄養活動に必要な統計を理解する。データ解析の基本を理解する。
第12回 地域で調査したデータ事例を参照として、データの特徴や統計手法を理解する。
第13回 地域栄養マネジメントとは何かを理解する。公衆栄養プロ下ラムとは何かを理解する。
第14回 都道府県、市町村における栄養士業務の役割を理解する。
第15回 公衆栄養プログラム(市町村、保健所の活動)を理解する。
定期試験
授業時間外の学習(予習・復習等)
事前学習:初回授業で配布したシラバスに記載してある教科書範囲を熟読する。キーワードを3~5つ程度ノートに抜き出し、整理しておく(1時間)。
事後学習:授業中に不明だったところは、教科書や配布プリントを見て疑問点を解決できるよう復習(0.5時間)すること。
単位認定に関わる評価方法
定期試験50%、小テスト20%、宿題の提出20%、授業態度10%
受講生に望むこと
授業と関係のない私語、 他科目等の 「内職」 は慎むこと。 授業は休まずに予習・復習をする習慣をつけてください。
日常生活と関連した内容が多くでてきますので、最近の関係ニュースや記事に関心を持ちましょう。
フィードバックの方法
定期試験は採点後、模範解答と併せて返却する。
アクティブラーニング
グループワークによるディスカッションを行う。
テキスト
『公衆栄養学』酒井徹・郡俊之/編 講談社サイエンティフィク
『管理栄養士・栄養士必携』社団法人日本栄養士会編 第一出版
参考文献
『国民衛生の動向』一般財団法人厚生労働統計協会編
関係する資料を随時配布する。
実務経験の有無
保健所の管理栄養士として、地域で開催されている栄養改善・健康づくり事業を企画・立案・実施した経験を授業に活かす。
オフィスアワー
金・14:20~16:10