卒業/修了要件 | 授業形態 | 単位数 | 配当年次 | 開講期間 |
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選択必修科目 | 講義 | 2単位 | 1年 | 前期 |
学位授与の方針との関連
2 専門的知識、語学力、主体性、協働性
3 思考力、判断力、実践力
授業科目の目的・テーマ
本講義は、毎年9月に実施される「国内旅行業務取扱管理者」の国家資格を取得するために、「国内旅行業務取扱管理者」の国家試験に出題される
「国内旅行実務」のJR、航空、宿泊、バス、フェリーの運賃・料金について学習し、国内旅行実務に関する知識、技能の習得を目的とする。
授業修了時の到達目標
① JRについてのルールを理解し、運賃及び料金の計算ができる
② バスについてのルールを理解し、運賃や料金の計算ができる
③ 国内航空、フェリーに関するルールを理解し、運賃・料金に関する事項が説明できる
④ 宿泊に関するルールや料金に関する事項について説明できる
⑤ JR時刻表を使って、在来線、新幹線を使った旅行計画を立て、必要な予算を見積もれる。
⑥ 国内旅行業務取扱管理者の合格に向けて意欲的に取り組み、問題演習ができる
旅行会社では、ツアーの企画・販売、航空チケットやJR券の手配、添乗業務等を行っております。
旅行会社には、法令により各営業所ごとに「旅行業務取扱管理者」1名以上置くことが義務付けられています。
この「旅行業務取扱管理者」は、旅行会社のみならず、宿泊施設、交通事業者(バス会社、鉄道会社、フェリー会社等)、地方自治体等でも活かせる資格です。
「旅行業務取扱管理者」では観光ビジネスを学んでいくうえで、必要な知識、技能が盛り込まれています。国家試験に合格し観光のプロを目指しましょう。
授業内容の全体計画
第1回 ガイダンス、宿泊料金
第2回 国内航空① (航空運賃の種類・取扱、航空会社・空港コード)
第3回 国内航空② (航空券の予約・変更・取消・払い戻し、手荷物の扱い等)
第4回 フェリー(運賃・料金)
第5回 バス (貸切バスと乗合バスについて、貸切バスの運賃・料金について)
第6回 JR① (JRに関する用語)
第7回 JR② (JR時刻表の見方、列車の種別・設備について)
第8回 JR③ (JRの乗車券類の種類とルール)
第9回 JR④ (運賃・料金の割引について)
第10回 JR⑤ (運賃・料金の計算)
第11回 JR⑥ (割引運賃の計算)
第12回 JR⑦ (払い戻し・手数料)
第13回 JR⑧ (団体旅行の種類と計算)
第14回 JR運賃・料金計算の演習
第15回 本講義の総括 JR、航空、宿泊、バス、フェリーの運賃・料金のポイント整理
定期試験
授業の予定・内容は変更することもある。
授業時間外の学習(予習・復習等)
・事前学習
シラバスに記載、講義終了時に案内する次回の講義に関する部分のテキストを読み、専門用語やキーワードについてノートに書き出す。
(各回1時間)
・事後学習
講義で扱った内容について、テキストやプリント等を再度読み直し、ノートにまとめる。(各回1時間)
テキストの演習問題を解くこと。講義で扱った計算問題、小テストを再度解きなおすこと。 (各回2時間)
・その他
国家資格取得のためには、復習が非常に重要になる。(特に運賃・料金の計算は反復継続した学習が重要です。)
日ごろ、公共交通機関(JR等)を利用する際に運賃・料金について意識しておくことも重要です。
これまで旅行の体験事例があれば、その時の計画から宿泊施設、交通機関の予約、実施までの流れを把握しておく。
旅行パンフレット、雑誌などを見ておくこと。
単位認定に関わる評価方法
定期試験 60% 小テスト・課題20% 授業への参加度 20%
受講生に望むこと
・9月の「国内旅行業務取扱管理者」の受験希望者は「旅行業務Ⅰ」「観光資源論Ⅰ」「国内旅行業務演習」も履修すること。
・この講義は国家試験取得を支援する科目です。講義中の私語、スマホの操作や音、無断での教室への出入りなど他の受講者に迷惑となる行為は厳禁。迷惑行為に対しては厳正に対処、退室を求めることもあるので気を付けること
・授業開始後~15分の入室は遅刻、それ以降は欠席扱いとする。
・観光・旅行は楽しいことですが、交通機関や宿泊の代金の計算の仕方を理解し、予算をたてることも観光ビジネスの視点を理解することの重要な要素の一つです。旅行会社の店頭、駅などに行って旅行商品や店の様子などを見ることも参考になります。
フィードバックの方法
第6回、第9回、第13回の授業時に小テストを行う。
小テストは採点し、返却・解説を行う。
アクティブラーニング
講義で学んだことを基に旅行プラン、予算の作成をする
テキスト
『国内運賃・料金』 JTB総合研究所 (2,600円+消費税)
その他、必要に応じてプリントを配布します。
参考文献
「国内旅行業務取扱管理者」試験実施要項・過去問・解答(全国旅行業協会のホームページでダウンロードできます)
JR時刻表 2022年3月号 交通新聞社(2022年3月12日にダイヤ改正が実施されるのでそれ以降のもの)
実務経験の有無
備考
※5月中旬~6月中旬頃に申込。講義中に連絡します
計算をするので電卓(スマホ等のは不可)を用意してください。
(国家試験では択一問題となり、電卓は使えませんが、講義では練習のため計算をするので用意することを勧める)
オフィスアワー
木・12:10~14:10