2024年度(令和6年度)講義概要―シラバス―

日本を学ぶⅡ (GGH208)

大成経凡

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 1年 後期

学位授与の方針との関連

2 主体性・協働性・多様性・思考力
3 社会・文化理解、実践力

授業科目の目的・テーマ

今治地方の地域史(近世~現代)を題材としながら、それと連動する日本・アジア・世界の動向を多様な視座から考察し、歴史を学ぶ楽しさや観光・まちづくりなどの地域振興に役立つ視点を養う。

授業修了時の到達目標

①地域史を考察する中で、広い視点にたったモノの見方を培うことができる。
②地域史を考察する中で、身近な地域社会への関心を持つことができる。
③地域史を考察する中で、地域社会へ積極的に関わろうとする態度を培うことができる。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション(地域史とは)
第2回 江戸時代(幕藩体制の成立 ~伊予八藩と久松松平氏~)
第3回 江戸時代(今治城跡をフィールドワーク)
第4回 江戸時代(幕藩体制の展開① ~入浜塩田と綿替木綿制~)
第5回 江戸時代(幕藩体制の展開② ~廻船活動・桜井漆器・菊間瓦~)
第6回 江戸~明治時代(波止浜か桜井の町並みをフィールドワーク)
第7回 江戸~明治時代(幕末の動乱と明治維新 ~来島海峡の航路整備~)
第8回 明治時代(立憲国家の成立と日清・日露戦争 ~小島の芸予要塞~)
第9回 明治~昭和時代(近代産業の発展 ~四国のマンチェスター・今治~)
第10回 大正~昭和時代(二つの世界大戦 ~今治空襲の惨禍~)
第11回 占領下の日本と冷戦(今治市の戦後復興と都市計画)
第12回 高度経済成長の時代(今治タオルのルーツと変遷)
第13回 しまなみ海道開通と平成の大合併(日本最大の海事都市・今治)
第14回 四国遍路と世界遺産(四国霊場の札所をフィールドワーク)
第15回 丹下健三と今治
定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学修 次回のシラバス内容を確認し、テキスト範囲や配布資料などを熟読する(各回1.5時間)
事後学修 授業の要点をノートにまとめ、課題レポートを作成する(各回2.5時間)

単位認定に関わる評価方法

定期試験50%、課題レポート30%、授業への参加度20%

受講生に望むこと

①毎年1回8月に今治商工会議所が実施している今治市のご当地検定「いまばり博士検定」(初級編・中級編・上級編)に挑戦して欲しい。
②授業で興味をもったテーマについて、現地散策や博物館めぐりなどをして欲しい。

フィードバックの方法

課題は評価して、授業の中で解説する。

アクティブラーニング

フィールドワーク

テキスト

『いまばり博士プレミアム』(今治商工会議所、第一印刷)※いまばり検定公式ガイドブック改訂版
 ※適宜、通史を記載した参考資料を配布

参考文献

『今治発!地域史研究家ケイボンがゆく』(大成経凡、創風社出版)
『伊予が生んだ実業界の巨人 八木龜三郎』(大成経凡、創風社出版)

実務経験の有無

・文化財調査事業に従事:調査員や観光ガイドの経験を活かし、わかりやすく、面白く、身近な地域の歴史に関心が向く講義を心がけたい。
・ご当地検定の監修やNPO法人に所属:まちづくりの実践活動を活かし、地域振興(観光)や生涯学習の視点にたった講義を心がけたい。
・海運会社や歴史資料館に勤務:経済活動や観光振興の視点に立った講義を心がけたい。

オフィスアワー

月・10:00~12:00

このページの先頭へ戻る