2024年度(令和6年度)講義概要―シラバス―

保育実習指導Ⅱ (EEC304)

寺川夫央・松田文春・岡田奈恵美

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 演習 1単位 2年 前期・後期

学位授与の方針との関連

3 思考力、判断力、表現力、保育実践力
5 基礎的研究力、ICT能力

授業科目の目的・テーマ

「保育実習Ⅰ」からの課題の克服に加えて「保育実習Ⅱ」の実習内容の到達目標がより広く深くなる。
保育所の保育を実際に指導計画を立案実践し、保育士として資質・能力・技術を習得する。
家庭と地域の生活実態にふれて、子ども家庭福祉ニーズに対する理解力、判断力を養うとともに子育てを支援するために必要とされる能力を養う。各自の研究課題を設定し研究テーマを基に多面的に保育実践をする。

授業修了時の到達目標

保育実習の意義と目的を理解し、保育について総合的に理解している。
保育所の役割や機能について説明できる。
実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務について理解している。
実習を通して学んだ保育士の専門性と職業倫理について理解している。
実習の事後指導を通して実習の総括と自己評価を行い、保育士資格取得に向けて課題や学習目標を明確化できる。

授業内容の全体計画

<事前指導> 2年次前期
第1回  保育実習Ⅱの段階及び目的・内容
第2回  養護と教育が一体となって行われる保育
第3回  子どもの状態に応じた適切な関わり
第4回  環境を通して行う保育、生活や遊びを通して総合的に行う保育
第5回  実習計画書の発表
     ※実習計画書合格後、事前訪問の実施
第6回  子どもの保育と保護者支援及び地域における子育て支援
第7回  職員間の役割分担とチームワークについて
第8回  保育の観察と記録
第9回  指導計画の作成
第10回 指導計画の実践

保育実習Ⅱ10月2日~10月14日

<事後指導> 2年次後期
第11回 保育実習Ⅱの振り返り 
第12回 観察に基づく保育理解  
第13回 保育士の業務と職業倫理
第14回 自己課題の明確化
第15回 保育所実習の総括

授業時間外の学習(予習・復習等)

保育実習Ⅰ(保育所)を適宜振り返ること
授業時に配布する資料を復習し、理解を深めること。
テキストを熟読し、実習施設について各自情報収集すること。
また、保育所や認定こども園が募集するボランティア活動などに積極的に参加し、知識や理解を深めること。(これらをあわせて各回1時間)

単位認定に関わる評価方法

①授業参加態度30%、実習計画30%、実習報告書等40%で総合的に判断する。 
②実習に出るには、開始日までの保育実習指導の授業に出席していることと、出席時の態度が節度あるもの(携帯電話は鞄等に収納する、私語を慎む、積極的に理解しようとするなど)である必要がある。実習事前指導、事後指導を通して自己都合による欠席は原則認めない。
実習事前指導、事後指導を通して自己都合による欠席は原則認めない。

受講生に望むこと

授業で学んださまざまな保育実技を実習で活かすことができるように、各自でも準備・練習を行う。

フィードバックの方法

課題は添削し返却する。
振り返りおよびグループ活動においては、その場でコメントする。

アクティブラーニング

実習計画書の発表

テキスト

『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館
『保育実習』新基本保育シリーズ 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『養護と教育が一体となった 保育の言語化』 社会福祉法人全国社会福祉協議会 全国保育士会
『フォトランゲージで学ぶ 子どもの育ちと実習日誌・指導計画』 神永尚美 萌文書林
『教育・保育実習と実習指導』岡上直子・鈴木みゆき・酒井幸子編著 光生館
『幼稚園・保育所実習ハンドブック』  田中まさ子編  (株)みらい
『幼保連携型認定こども園 教育・保育要領解説』内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『全国保育士会倫理倫理綱領』社会福祉法人 全国社会福祉協議会 全国保育協議会 全国保育士会

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

寺川 火・16:00~17:00
松田 火・12:30~14:00
岡田 月・14:30~16:30

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