2024年度(令和6年度)講義概要―シラバス―

社会的養護Ⅱ (EEM314)

大橋伸也

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

社会的養護の概念と基本的な理念について学ぶ。あわせて制度の現状と課題を把握し社会的養護の実際と方向性を理解する。
また、SNSや新聞記事などを活用し、現在の児童福祉の課題を考える。授業を通して、子どもの権利についての理解を深める。

授業修了時の到達目標

○社会的養護の理念と制度について理解を深める。
○子どもの人権についての理解を深める。
○社会的養護の対象や具体的な施設などの運営について知る。
○保育士としての価値観、倫理観を身につける。
○現在の社会状況の中での社会的養護の課題を把握する。

授業内容の全体計画

第1回  社会的養護の内容① 社会的養護における子どもの理解と権利擁護
第2回  社会的養護の内容② 社会的養護における支援内容
第3回  社会的養護の実際① 施設養護の生活特性及び実際
第4回  社会的養護の実際② 家庭養護の生活特性及び実際  レポート課題
第5回  社会的養護における支援の計画と記録及び自己評価 アセスメントと個別支援計画等
第6回  社会的養護に関する専門的技術① 保育の専門性に関わる知識・技術とその実践 
第7回  社会的養護に関する専門的技術② 相談援助の知識・技術とその実践  レポート提出
第8回  社会的養護の課題と展望

授業時間外の学習(予習・復習等)

子どもが権利の主体であることを確認し、子どもを取り巻く社会環境に目を向け、ひとり親や児童虐待など課題や事故が起こる背景などを学ぶため、新聞やニュース、SNS等に積極的に目を通す習慣をつける。

・事前学習 次回講義の資料等を熟読、課題について検討する。(各回2時間)
 ・事後学習 毎回の授業の内容を基に要点をノートにまとめる。(各回2時間)

単位認定に関わる評価方法

レポート60%、授業参加姿勢40%で総合的に判断する。

受講生に望むこと

グループ討議や演習が講義の中心になるので自主性をもって授業に臨むこと。

フィードバックの方法

アンサーペーパーについては毎回確認し授業開始時に返却、授業終了時に回収する。

アクティブラーニング

グループ討議や演習を行う。

テキスト

テキストは使用せず、適宜プリントを配布する。

参考文献

「保育所保育指針解説」「幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説」内閣府・文部省・厚生労働省
「児童養護施設運営指針」厚生労働省

実務経験の有無

児童養護施設の児童指導員としての経験を活かして、社会的養護の実践や現状等を事例も提示しながら講義を行う。

備考

本科目は保育士養成における保育の本質・目的の理解に関する科目である。

オフィスアワー

授業終了後に教室で質問を受け付ける

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