2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

日本語総合演習Ⅳ (LKR406)

牛尾佳子

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識、語学力、主体性、協働性
3 思考力、判断力、実践力

授業科目の目的・テーマ

様々な分野の読み物を正しく読み進めるために、語彙力を身につけ、文の構造をとらえることができるようになる。
読み物に関する知識に基づいて、自らの持つ経験や知識、または母国との比較から、自分の意見が発信できるようになる。

授業修了時の到達目標

様々な分野の読み物を制限時間内で正しく読み進めることができる。
読み終えた読み物のテーマについて、自分の意見を発信できるようになる。

授業内容の全体計画

第1回 オリエンテーション・実力判定テスト
第2回 読解「写真の取り過ぎ」
    記憶・理解に関する心理学の文章を読み取り、自らの体験を話す。
    <グループワーク>
第3回 読解「初めての収穫」
    説明文を読み、料理の手順を理解する。
    よく使用される語彙を使い、簡単な料理の手順を説明することができる。
    <グループワーク>   
第4回 読解「〇〇の秋」
    情報検索文を素早く読み取り、全体を大きく把握する。
    <グループワーク>
第5回 読解「逆DV」
    あまり知られることがない社会問題についての文章を読み取る。
    問題の解決に向けてどうするべきなのか、自国のケースと比較しながら意見を述べる。
    <グループワーク>
第6回 読解「容疑を否認しています」
    事件や犯罪に関するニュースを読み取り、事件の概要、結末を把握する。
    <グループワーク>    
第7回 読解「大荒れの天気が続く見込みです」
    気象情報に関するニュース(文章・音声)を理解する。
    昨今の異常気象について意見を述べる。
    <グループワーク>    
第8回 読解「江戸時代の生活」
    江戸時代の人々が薬として利用していた薬草や食べ物に関しての理解を深める。
    現代社会でも引き継がれているものがあるか、国別に比較しながら話し合う。 
    <グループワーク>
第9回 読解「アリとキリギリス」
    童話に込められているメッセージを読み解く。
    どのような働き方をしたいか自分の意見をまとめて述べる。
    <グループワーク>
第10回 読解「働かないアリにも働き」
    働くアリと働かないアリの間には相関関係があるのかを読み解く。
    今後、人々の働き方はどのように変化していくかを予想し、理由と共に意見を述べる。
    <グループワーク>
第11回 読解「コモンズの悲劇」
    論文を読み、筆者の主張を理解する。
    身近な環境問題を調べ発表する。
    <グループワーク>
第12回 読解「若者の自己評価」
    各国のコミュニケーションスタイルを理解する。
    自国のコミュニケーションスタイルについて具体例を挙げ考えを述べる。
    <グループワーク>
第13回 読解「若者の自己評価」
    各国高校生の意識調査の結果表からどんなことがわかるか話し合う。
    <グループワーク>
第14回 読解「笑いのちから」
    喜怒哀楽に関する知識を深める。
    いろいろな笑いを理解する。
第15回 読解「笑いのちから」
    笑いの効能についての文章を読み取る。
    医療や科学に関する知識を深める。
    笑いの効果について自分の意見を述べる。
    <グループワーク>
  
定期試験

授業時間外の学習(予習・復習等)

毎回教材を配布するので、新出語彙の意味を調べ理解しておくこと。(2時間)
テーマに関連する情報や知識を収集し、自分の意見をまとめておくこと。(2時間)

単位認定に関わる評価方法

定期試験70%、授業への参加度30%

受講生に望むこと

スマホの使用は基本的には禁止する。
積極的に授業に参加し発言する学生を高く評価する。

フィードバックの方法

課題は添削し、評価して返却する。

アクティブラーニング

グループ別にテーマについて意見交換し、共有した内容を発表する。

テキスト

必要に応じて教材を配布する。

参考文献

『みんなの日本語 中級Ⅱ本冊』スリーエーネットワーク
『日本語を学ぶ人のための「上級読解」入門』仙波千枝 国書刊行会
『生きた素材で学ぶ 新・中級から上級への日本語』ジャパンタイムズ

実務経験の有無

備考

当該学生のニーズ・レベルにより、シラバスを変更する場合がある。

オフィスアワー

木・13:00~14:30

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